日産「NV200」、ようやくNY市の次世代公式タクシーに
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日産「NV200」は、ニューヨーク市の次世代タクシー"タクシー・オブ・トゥモロー"になるまで、実に険しい道のりを辿ってきた。NV200はすでに2013年末から販売が開始されていたが、10億ドル(約1,200億円)をかけて同市のイエローキャブをすべて日産のNV200にするという契約に、タクシー運転手や政治家たちが反発してきたのだ。しかし、すべての障害が取り除かれ、NV200は9月1日から晴れてニューヨーク市の公式タクシーとなった。

とはいえ、ニューヨーカーたちが変化に気づくまでには少し時間が掛かるもしれない。米『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、現在市内で営業している1万3,000台のイエローキャブのうち、まだNV200は約750台に過ぎない。しかし、これから毎年3,000台ずつがこの多目的商用車に切り替えられていく予定なので、台数はあっという間に増えるだろう。最終的にはこの次世代タクシーが全体の約80%を占め、残りの20%はハイブリット車や車いすで乗ることができる車両になる予定だ。

これまでNV200の導入に反対する意見の大半は、運転手たちに特定の一車種を強要することについてだった。裁判で独占契約は不当だという判決が下ったこともあった。それどころか、一時は契約が無効になったことさえあった。『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、イエローキャブの全車両をNV200にすることが6月にようやく合意されたとのことだ。

しかしながら、ニューヨークのタクシー業界は試練の時を迎えているため、NV200への切り替えという挑戦にもまだ困難がつきまとうだろう。現在、「Uber」に代表されるスマートフォンによる配車サービスが、利用者とサービスに加入しているドライバーの両方を惹きつけているからだ。次世代タクシーにはパノラマ・サンルーフや携帯電話の充電器が装備されているが、ニューヨークでは今、もはや従来のタクシーよりもUber車の方が多いといわれている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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