クルマの走る楽しさを伝えるべく、普段は取材する側のメディア自らチームを組み、マツダの新型「ロードスター」で4時間の耐久レースに挑む「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」。9月5日に控えた本戦を前に、4日金曜日の午後には茨城県の筑波サーキットに続々と出場チームと車両が集まって来た。


我らがAutoblogチームは、今年のニュルブルクリンク24時間レースでも大活躍した木下隆之選手をエース・ドライバーに、6月の全日本ラリー選手権でクラス優勝を果たした若手ラリーストの番場彬選手と、そしてAutoblog Japanの千葉大編集長も、この日に行われたチェック走行で競技車両となるロードスターのステアリングを握った。

颯爽とコースインした木下選手だったが、どうしたことか、すぐにピットに戻ってしまう。トラクション・コントロール機能がオフになっていないというのだ。公道では安全のために働くこの装置も、サーキット走行の際には邪魔になる。しかし、何しろ今年から初めて使用する新型車ということもあり、これを切る方法が分からない。慌てて手順を聞き、その通りに実行してみるのだが、どうしてもオフにならない。マツダのエンジニアを呼んでもすぐに原因が分からず、貴重な走行時間を無駄にしてしまった。

結局、ダッシュボード奥にあるスイッチがオフになっていたことが、30分近く掛かってようやく判明した。新型ロードスターは間違えてトラクション・コントロールを切ってしまわないように、二重のスイッチが設けられているらしい。これは車両を用意したマツダのミスということで、Autoblogチームはこの日最後の走行枠に振り替えてもらうことが出来た。

気を取り直して木下選手のドライブで、まずレブリミットを5,500rpmに設定し、それから徐々に回転数を上げていく。すると当然ながらラップタイムもどんどん短縮されていく。最終的には"とりあえず"という感じで1分11秒台を記録した。真の実力は明日の予選で明らかになるだろう。"身体的重量ハンディ"を抱えた千葉編集長も、4輪で筑波サーキットを走るのは初めてといいながら、若い頃に2輪で走り込んだ経験とプレイステーションを使ったシミュレーションの成果によるものか、1周目に1分20秒近かったタイムを、2周目には一挙に3秒も縮めていく。最後に2周だけ走った番場選手は、初めて乗った新型ロードスターの印象について「ロールがすごく大きい」と語っていた。これでもこのレースで使う競技用車両は、ビルシュタイン製車高調整式ダンパーが装着され、市販モデルに比べると足回りを固めてあるのだが。サーキット走行を考えているロードスター・オーナーにとって、サスペンションのチューニングは必須になりそうだ。

決勝レースは5日16時にスタートし、20時にチェッカーフラッグが振られることになっている。途中経過はTwitterFacebookでお知らせする予定。ピットは一番端(1コーナー側)なので、来場された方にもすぐ分かると思う。Autoblogチームに対するご声援を、何卒よろしくお願いします。