マグナス・ウォーカー氏が記者を乗せたヴィンテージの「911T」でクラッシュ!
先週はじめ、ポルシェ「911」のコレクターで"アウトロー"チューナーのマグナス・ウォーカー氏が、米ミネソタ州で事故を起こしたというニュースがファンの間で話題となった。ウォーカー氏は、自身でレストアした1971年型「911T」#277を、同州に総工費1,000万ドル(約12億1,000万円)をかけて完成したポルシェ販売店のオープニング用に輸送。当日はショールームに展示された同車の写真がFacebookやInstagramに多数アップされた。実はこの911Tは、米人気司会者のジェイ・レノが様々なクルマを紹介するウェブ番組『Jay Leno's Garage』や自動車映像系サイト『eGarage』に掲載されたビデオ「Midnight Rambler」、そして人気カーアクション・ゲーム『ニード・フォー・スピード』の予告編にも登場した有名なクルマである。

事故の現場を撮影した写真では、911Tがセミトレーラーの後ろで横向きになっており、どうやら運転席側が潰れタイヤもパンクしているようだ。事故の原因は不明だったが、販売店付近の道路で対向車線を走っていたメルセデス・ベンツを避けたためらしいと言われていた。

地元紙『Star Tribune』に掲載された映像を見るとその謎が解けた。同紙のビニータ・ソウケアー記者がウォーカー氏を取材しており、911Tが走る様子を車内・車外の両方から撮っていた。ウォーカー氏は販売店前の道路で右にカーブしようとしたが、速度を出し過ぎていたため黄色のセンターラインに向かってアンダーステア(前輪が横滑りし外側に膨らむ状態)を起こしてしまった。そこでウォーカー氏は、ヴィンテージの911でコーナリングをするときには決してやってはならないことをした。アクセルから足を離してしまったのだ。その結果、911はリアにエンジンを搭載しているため、今度はオーバーステアを起こしたのだった。

911Tは後部を振りながらメルセデス・ベンツ「SL」パゴダ・ルーフの直前をかすめ、音を立ててトレーラーにぶつかった。ソウケアー記者は身体を打ち、アザができたものの大丈夫だと語っている。運転をしていたウォーカー氏も無事で、この後「911 GT3 RS」の試運転に出掛けたそうだ。911Tがクラッシュする様子は『Star Tribune』のウェブサイトで確認できる。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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