【レポート】目指すはテスラ! 中国のEVコンセプト「Le* Car」のスケッチが公開
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ルノー「5(サンク)」を覚えているだろうか? 今回ご紹介するのは、1970~80年代に北米で「ル・カー(Le Car)」という名前で販売されていたフランス製小型ハッチバックではなく、中国から届いた「Le* Car」のスケッチだ。アスタリスクがついていることと、"Le"がフランス語の定冠詞ではなく、標準中国語の「幸せ」という意味であることがポイントとなっている。中国のイーロン・マスクと呼ばれるJia Yueting氏が設立したIT企業「楽視網信息技術」が開発中の電気自動車で、"Le"は同社が手掛ける動画配信サービス「LeTV(楽視網)」などにも使用されている。

Yueting氏は昨年12月にテスラを目指して電気自動車を自社開発すると発表した。今回公開されたのは、その最初のスケッチだ。もちろん、最終的な製品がどれだけこのレンダリング通りに仕上がるかは知る由もないが、同社は「デザインランゲージは最終版である」としている。このプロジェクトのために600人が新たに雇用されており、そのうちの200人は、2005年~2011年にロータス・エンジニアリング・チャイナの販売部長だったTony Nie氏指揮のもと、米国で開発に取り組んでいる。Nie氏は、すでに1年ほど前からこのプロジェクトに取り組んでおり、テスラBMWゼネラルモーターズから人材をかき集めたという。

昨年、経済誌『Bloomberg』に取材された際には、Yueting氏はLe* Carの開発にかかわる費用をいかにして捻出するのかについて回答していなかった。だが米テクノロジー情報メディア『Fast Company』が報じたところによると、パワートレインのあらゆる部分を始めすべてを自社で開発するべく、Yueting氏は12億ドル(約1,460億円)相当の自社株を売却し、それで得た資金をLeTVに貸し付けたという。なぜ、LeTVがこのプロジェクトを先導しているのか? これはAmazonがタブレット端末「Kindle」やスマートフォン「Fire Phone」を開発したのと同じ戦略で、この電気自動車をコンテンツ・ビジネス拡大のためのプラットフォームとして位置付けているからだという。

ラグジュアリー路線を打ち出すであろうLe* Carは、2016年の北京モーターショーで発表され、2018年前半には市場に投入されると見られている。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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