格安で購入した中古の初代マツダ「MX-5 ミアータ」(日本名:ユーノス ロードスター)を改造した「RingBanana」号には、とてつもないミッションが課せられている。それは「ニュルブルクリンク北コースで9分を切るラップタイムを記録する」ことだ。ここで我々が強調したいのは、"格安で"という言葉である。RingBananaチームは、まだ動くミアータを出来る限り安く手に入れて、ほとんどお金をかけずに目標タイムを達成したいと考えたのだ。彼らがこのRingbanana号にいくら費用をかけたのかは分からないが、年式も分からずに購入したというのだから、そのこだわりのなさが窺える。分かっていたのは最高出力が90馬力しか出ていないということ(初代ロードスターの最高出力は公称120ps)と、アフターマーケット製品とおぼしき緑色のスプリングとフルダ社製タイヤが装着されているということだけで、"まったくのポンコツ"だったという。

先日ご紹介したように、彼らはこのクルマをニュルブルクリンクに持ち込みラップタイムを計測したところ、9分21秒8を記録した。そこで"9分切り"を目標に掲げたわけだが、それにはまだかなりやるべきことがあると感じられた。しかし結局、公道走行可能なクムホ社製のセミスリックタイヤ「V70A」一式を新調するだけで、あとはチームの一員であるGabriel Pirana氏のドライビング・テクニックに頼ることにした。そしてRingBanana号は、故障車が停車していた地点で若干モタついたものの、たったそれだけの"改良"で、8分59秒9というタイムを記録したのであった。「Wikipedia」によると、この記録は2010年型「レンジローバー・スポーツ・スーパーチャージド」と2007年型シボレー「コバルト SS」の間に位置する。

RingBananaチームは1回目の挑戦で見事に目標を達成したが、これでゲームが終わりというわけではなさそうだ。今回の挑戦で自信を強めた彼らは、さらなる可能性を追求すべく、近い将来サスペンションに改良を加えるようだ。

彼らが投稿したビデオは、遅いクルマを速く走らせることの楽しさを伝えてくれる。ぜひ、ご覧いただだきたい。




By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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