今でこそ自動車に乗っては記事を執筆する、自動車ジャーナリストなんていう仕事に就いているけれど、その昔、うら若き女子大生時代のわたしは、朝から晩までバイク、すなわちモーターサイクルのことを考えているような娘だった。

 そのキッカケはさらに時を遡り、小学生時代に端を発する。小学生でバイクといえばアレしかない。我ながら過去の恥部を今更晒すようでお恥ずかしいことこの上ないのだが、そう、仮面ライダーに憧れたのだった。いくら私がエエお年頃とはいえさすがに初代ライダーでないのだけは断言できるのだが、とにかくあの、颯爽とバイクを駆って弱きを助け強きをくじく感に、とてつもなくシビれちゃったわけである。
そうして正しく(?)成長した結果、私は女子大生になり、普通自動二輪免許を安価に取得したいがためだけに、普通免許を親にねだりまくって取らせてもらう大人になったのであった。ご存知の通り、普通免許を取得していれば、普通自動二輪の学科講習は免除になる。世間知らずだったけど、そういう知恵だけはいっちょまえにあった。お父さんお母さんごめんなさい。

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 余談だが、それにしてもこんな風に二輪のついでに取った普通免許が今の仕事のキモになるなんて、ホント人生ってよくわかんないもんだといつも感じ入っている。ギアのあるバイクに乗りたいからシフトチェンジに慣れておきたい、という単純な理由で普通免許もMTで取得したのだが、あの決断のおかげで今真っ当に仕事出来ているんだから不思議だ。当時ですらも『女の子はもうAT免許でいいんじゃないの?』なんて言われる時代に突入していたのに、である。
 とにかく、思いっきり話は横道にそれて恐縮だが、フェラーリだってAT限定免許で乗れる時代ではあるんだけども、やっぱり免許はMTで取っとくといろいろ人生楽みが増えるんじゃないかと切に思う。というのも私の周囲ではエエ歳になってからAT免許の限定解除をする男女が後を絶たないからである。これから免許を取ろうと考えている人がいるならば、ちょっと億劫でも、断然MTをオススメしたい。

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(※教習模様はイメージです)

 優しい親の投資のおかげで学科試験免除という免罪符を無事手に入れ、めでたく普通自動二輪を意気揚々と取得してから、なんだかんだあっという間にはや十○年が経過した。

 今の私の愛車はメルセデス・ベンツのA180 Sport。1.6リッターターボエンジンを搭載したコンパクトハッチバックで、バイクはヤマハの絶版車SRV250を所有している。ちなみにバイクの方の愛車遍歴はヤマハSR400 SR400 SRV。つまり昔からクルマもバイクも、ちっこい方が好みなのだ。自分のメインカーには有り余るトルクを求めない。取り回しやすいサイズ感、日常使いが億劫にならない燃費、どこにでも連れて行ける気軽さ、それがすべてだと思って来た。それが"所有をする"ことの大前提で、理想とはまた別のところにある判断基準。恋愛と結婚は違う、というあの理論に、ちょっとだけ似ている。
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 しかしである。そんな私をクギづけにしちゃう大型バイクがとうとう出ちゃったのである。
ハーレーダビッドソン製のストリート750だ。
 史上最も小さいハーレーを某イベント会場でみたとき、そのきゅっとコンパクトにまとめられたスタイリングながらもむわっと立ち上がる濃厚なハーレーらしさを併せ持つその姿に、ドキュンと打ち抜かれちゃったのだ。

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 跨がらせてもらってさらに感激した。足付きの良さ、程よいタンクのワイド感、腰痛持ちの私でも負担を感じないくらいのアップライトなライディングポジションなどなど、「そうそうこんなん欲しかってんわたし!」と頷きすぎてヘッドバンキング状態に陥ってしまったほどで、ここから私の大型自動二輪免許取得への夢が現実に向け、大きく前進しはじめたのだ。
しかし、今更この歳になって教習所......そんな不安がなんどもアタマによぎる。
実はちょっとした不安な過去体験が、私の教習所通いにブレーキをかけていたのだった。 

 大型自動二輪免許を取得するにあたり、そこそこ人生に対するガッツも減少しがちな微妙なお年頃だからして、自動車教習所選びというのは非常に大事なファクターになる。
私が学生時代に親のオカネで通った地元の教習所は、なんというか、失礼ながらバラック小屋のような感じのヤレ感をそこはかとなく漂わせており、受付嬢は軒並みオーバー60の熟女揃いで人生経験における弩級の安定感を漂わせていたし、教習のキャンセル待ちをするのに使われていた小部屋すら、幸いなことに行ったことはないが若干のムショっぽさを漂わせていたような記憶がある。悪くはない。楽しかったし、それはそれでそんなもんだと思っていた。

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しかし、ここは大都会TOKYO、そんな私の教習所に対する価値観を、ガラガラと大きな音を立てて崩す教習所と出逢うのである!    ......つづく

■ハーレーダビッドソンジャパン 公式サイト
http://www.harley-davidson.com/content/h-d/ja_JP/

■コヤマドライビングスクール 公式サイト
http://www.koyama.co.jp


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