【レポート】モルガン・スタンレー、自律走行車のカーシェアリングでテスラ株倍額を予測
「この世で確かなものは死と税金の2つだけ」ということわざがあるが、ここ10年来で"テスラ投機"がそこに加わっている。米金融大手モルガン・スタンレーのアナリストであるアダム・ジョナス氏は、今月17日(現地時間)に発表した株式分析で、米電気自動車メーカーのテスラモーターズ(TSLA)について「強気」の見通しを述べ、同社の目標価格を以前の280ドル(約3万4,000円)から465ドル(約5万6,000円)に上方修正したと、米金融情報サービス会社のBloombergが報じている。

ジョナス氏が目標価格を大幅に引き上げた理由は、テスラが最近行った収支報告で、同社CEOのイーロン・マスク氏と交わした質疑応答にあるという。ジョナス氏はその場でテスラの自律走行車によるライドシェアリング・サービスに関して質問したところ、マスクCEOはしばらく沈黙した。このことが、現在テスラが何を計画中であるかについて、会場にいた人々の間で憶測を呼んだ。そのジョナス氏が大きな注目を寄せているのは、「Tesla Mobility(テスラ・モビリティ)」というアプリ・ベースのオンデマンド・モビリティ・サービスだ。同氏は、「電気自動車の普及率がまだ4%にも満たないという最大の問題を解決できるのは、アプリによるオンデマンド・モビリティ・サービスを提供するテスラしかないと考えている」と述べた。ジョナス氏によるオリジナルの文章は残念ながら見つけられなかったが、以下にブルームバーグの記事を引用する。

テスラとそのライバルのテクノロジー・モビリティ企業双方における技術開発の進み具合を考慮すると、テスラはおそらく今後12〜18カ月以内にモビリティ・シェアリングに関する正式な事業計画を発表するだろう。我々はこのビジネスチャンスが、"個人所有者に対して人間が運転するクルマを販売する"というテスラの既存ビジネスモデルにプラスになると予測しており、おそらく2029年までに会社の潜在的収益は3倍以上に拡大すると思われる。つまり、車両を販売するだけでなく走行距離も販売するということだ。もし、テスラが持続可能な移動手段への移行を世界規模で促進するというミッションを達成したいのであれば、モビリティ・シェアリングへの移行が欠かせないだろう。

ジョナス氏の分析に対しては、様々な反応が寄せられている。

ジョナス氏はこれまでにも、テスラについてかなりポジティブな分析を紹介してきた。以前には、テスラが世界で最も重要な自動車メーカーと発言したことでテスラの株価が10倍に跳ね上がったこともある。また、かつて同氏はテスラ株が1,900ドル(約23万円)に達する可能性にも言及していることから、今回の465ドルという予測でさえも「弱気」と見るべきかもしれない。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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