【レポート】あのバットマン俳優が今度はエンツォ・フェラーリを演じる?
2005年から公開された映画『バットマン』3部作でバットマンを演じた英国人俳優、クリスチャン・ベイルが、今度はクールなクルマが登場する映画に出演するようだ。米映画業界のニュースサイト『Deadline Hollywood』によると、その作品は自動車業界のレジェンドであるフェラーリの創始者、エンツォ・フェラーリの伝記映画で、ベイルがエンツォ・フェラーリ役を演じることになったという。マイケル・マン監督が指揮を執り、制作は来年の夏に開始される予定だ。

この作品の舞台は1957年になると見られ、イタリアで開催されていた伝説的な街道レース、ミッレミリアで11人の死亡者を出したフェラーリの大事故を題材にする可能性があるようだ。米自動車メディア『Road & Track』によれば、原作はブロック・イェイツ著「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像(原題:Enzo Ferrari: The Man, The Cars, The Races, The Machine)」になるという。マン監督は長きにわたり、このスポーツカー界の大物を取り上げようとしてきたが、今回ようやく制作に漕ぎ着けた形だ。以前には、1960年代にル・マン24時間レースでフェラーリとフォードが繰り広げた闘いを描いたA・J・ベイム著「フォード vs フェラーリ 伝説のル・マン(原題:Go Like Hell)」の映画化を試みたこともある

しかし、ベイルのキャスティングについては挑戦的だと言わざるを得ない。英国人である彼はエンツォ・フェラーリとは似ても似つかないし、1957年当時のコメンダトーレ(エンツォの愛称)が59歳だったのに対し、ベイルはまだ41歳だからだ。

そして、マン監督の映画自体もすでに困難に直面している。それというのも、大物俳優のロバート・デ・ニーロも、エンツォ・フェラーリの伝記映画を現在イタリアで制作中なのだ。しかも主演を務めるのはデ・ニーロ本人。こちらはフェラーリの創設からエンツォが没した1988年までを描く映画になるそうだ。何はともあれ、どちらも無事に映画として公開に至ることを祈ろう。自動車界の巨人の人生は、映画館の大画面をいくつ占領してもいいくらい、とても魅力的だからだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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