仏の新鋭デザイナーが手掛けた美しい造形の電動バイク、Expemotion「E-Raw」
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世の中には、平面的にデザインされた電動バイクが氾濫していると感じることがある。しかし、プラットフォームの自由度や電気で走るバイクという目新しさを考えれば、デザイナー志望の学生たちが制作する作品に、少なくとも1つくらいは現実離れした想像力豊かなバイクが出て来くるはずだ。もちろん、その突飛なデザインに、少々悪趣味なところがあちこちに見られても、それは全く構わない。

Expemotion社が発表した「E-Raw」は、フランス人新鋭デザイナーのMartin Hulin氏が手掛けた電動バイクのプロトタイプだ。突飛なデザインの部類には入るが、少なくとも設計図や単なるレンダリング画像で終わらず、現実の物体として製作されたという点において、まず敬意を払いたい。もっとも実際にモーターやバッテリーが搭載されているわけではなく、これらは発泡スチロールで造形されたダミーなので、走行可能なわけでもない。これをもし走らせたとしたら、どれだけ滑らかなアスファルトの路面であっても、この木製のシートでは数マイルでお尻が大変なことになってしまうだろう。

しかし、それでも我々はこの造形美を賞賛せずにはいられない。偽物のドライブトレインを囲む外骨格のスチール製フレームや、何枚もの板を合わせて作られた有機的なシートの曲線はとても美しく、大量生産で採算が取れるデザインとは思えないが、インスピレーションを与える源にはなり得るだろう。

しかし、もしかしたらこのプロジェクトで最も優れている作品は下のビデオかも知れない。現代のものづくりであっても、伝統的な工具や手法を使って手作業で行えるということを、時に我々は忘れてしまいがちだが、このビデオはそれを美しい映像で思い出させてくれる。4分半のクリエイティブな禅の世界を思わせる映像を是非お楽しみ頂きたい。

制作意図やアイデアをさらに知りたい方は、Expemotionの公式サイトプレスリリース(英語)をどうぞ。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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