全て1人が所有していたという名車コレクション、オークションで高値が続出!
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クラシックカー・オークションの世界では、フェラーリの値段が天井知らずで上昇を続けているが、モントレー・カーウィーク期間中にRMサザビーズが開催した『Pinnacle Portfolio』コレクションでも、それがさらに証明される結果となった。全25台が出品されたオークションで、高額がついたクルマの上位5台のうち4台が"跳ね馬"だったのだ。中でもそのトップについたのは、レース史に輝く1964年製フェラーリ「250LM」で、1,760万ドル(約22億円)の値が付けられたという。



フェラーリのトップ5独占を阻止した唯一のクルマは、1998年製マクラーレン「F1 LMスペシフィケーション」。1,375万ドル(約17億1,00万円)という落札価格で2位となった。伝説的なスーパーカーの中でも公道仕様として最後から2番目に製造された個体であり、しかもマクラーレンの工場で正式に「LM」仕様にアップグレードされた2台のうちの1台であるという。LMとは、ル・マン24時間レース総合優勝を記念して5台のみが販売されたマクラーレン F1 LMのことで、いわばレース仕様のF1 GTRに近い公道走行可能なバージョン。今回の「LMスペシフィケーション」は、標準的なマクラーレン F1の公道向け装備を全て残したまま、LMと同じ高出力エンジンとエアロダイナミクスを搭載している点が特長だ。V12エンジンはレース用パーツが組み込まれ、680馬力を発生するという。

3番目に高値を付けたのは2005年製「エンツォ」の605万ドル(約7億5,000万円)。これは近年に製造されたフェラーリでも価格が高騰していることを示している。とはいえ、この個体はフェラーリが故ヨハネ・パウロ2世に贈るために最後に製造した400台目のエンツォで(当初、エンツォは399台の限定生産とされていた)、法王はこれをチャリティのため競売にかけたというヒストリーがある。



続いて、僅か19台中18番目に製造されたレース仕様の1994年製「F40 LM」(しかもプッシュロッド/ロッカーアーム式のサスペンションにアップグレードされた仕様は2台しかないという)と、1967年製「275 GTB/4」に、同じ330万ドル(約4億1,000万円)の値が付けられた。

驚くことに、このPinnacle Portfolioに出品されたこれらのクルマは、全てたった1人の人物が所有していたものであるという。オークション会社によればその人物は「米国を拠点にする男性で民間のコレクター」とのこと。他にもトヨタ「2000GT」ポルシェ「959」ジャガー「XJ220」などを含む、目も眩むような25台の出品車両を、是非ギャラリーでチェックしてみよう。


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By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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