【レポート】米国の自動車輸入額が過去最高を記録
米国では今年、クルマの売れ行きが好調だ。米国勢調査局によれば、上半期の自動車の輸入額は2014年より108億ドル(約1兆3,500億円)多い1,715億ドル(約21兆4,700億万円)に達し、過去最高額となった。6月単体では298億ドル(約3兆7,300億円)とのこと。一方、輸出は伸び悩んでおり、これはメキシコにおける急速な生産量の増加と米ドルの強さが主な要因だと米『The Detroit News』紙が報じている。

輸入額の記録更新は、米国経済にとって必ずしも嬉しいニュースとは言えない。同紙の記事によれば、6月の貿易・サービス収支の赤字438億ドル(約5兆4,800億円)の3分の1以上は自動車業界によるものだという。昨年の自動車業界の赤字は全体で1,690億ドル(約21兆1,600億円)にまで達している。

「この状況は、今後2年間は続くと思われます。国内の経済成長とドル高の影響で輸入がさらに増え、純輸出は伸び悩むでしょう」と米調査会社IHS社のエコノミスト、パトリック・ニューポート氏は語る。その反面、日本の自動車メーカーは円安によって輸出が増大。第1四半期の決算報告では、トヨタが「外国為替レートの好ましい状況のおかげ」で、記録的な売上を達成している

対メキシコの輸出入は、今年上半期で貿易赤字が350億ドル(約4兆3,830億円)となっており、この流れもしばらく変化はなさそうだ。今年初め、フォードは25億ドル(約3,130億円)を投資して、メキシコに新たに2つの工場を建設すると発表しており、トヨタはおよそ13億ドル(約1,626億円)を投資して、メキシコと中国に工場を新設する予定だ。メキシコは2014年には自動車の生産量が300万台を突破しており、いま最も勢いのある自動車輸出国となっている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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