ヒュンダイ、将来的な高級車の方向性を示す「ヴィジョンG クーペ コンセプト」を公開!
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ヒュンダイは、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスでのデビューに先駆け、「HCD-16 ヴィジョンG クーペ コンセプト」をロサンゼルス・カウンティ美術館で報道陣に公開した。

ヴィジョンG クーペは、ヒュンダイの将来的な高級車の方向性を示すコンセプトで、派手な高級感を意識的に抑えたデザインとなっている。ヒュンダイと起亜自動車のデザインチーフを務めるペーター・シュライヤー氏によれば、ヴィジョンG クーペが表しているのは「典型的な高級感や派手さで頂点を目指す必要はないという考えに基づいた、デザインと性能のバランスが取れたDNA」であるという。確かにこのコンセプトカーは、ヒュンダイのカリフォルニア・デザインセンターが前回発表したラグジュアリー・コンセプト「HCD-14」とは明らかに異なるメッセージを送っている。HCD-14ではリアにスーサイド・ドアを採用し、大径のカーボンファイバー・ホイールを装備するなど、派手さが目立っていたのに対し、ヴィジョンG クーペはその巨大なサイズやドラマチックなラインにも拘わらず、控え目な雰囲気にまとめられており、官能的で流麗なパッケージを実現している。

そのデザインは、長いボンネットと高めの位置にあるベルトライン、そしてヒュンダイが「スリングショットのような」と表現するキャビンの形状が特徴的だ。ヒュンダイ米国デザインセンターのトップ、クリストファー・チャップマン氏によれば、このスタイリングは路上でこのクルマを見るかもしれない"見物人"に向けたものではなく、オーナーに語りかけるようなものを意図しているという。インテリアにも上品な高級感が漂い、その優雅なラインや仕上げは華美な装飾よりも雰囲気を重視した作りになっているようだ。




心臓部には、ヒュンダイの5.0リッター「タウ」V8エンジンが搭載されている。これは「エクウス」や「ジェネシス」にも採用されているエンジンで、最高出力420hp/6,000rpmと最大トルク53kgm/5,000rpmを発揮する。ヴィジョンG クーペは、ヒュンダイの高級車に対する創造性を推し進めたものであるという。次世代の「ジェネシス・クーペ」に良い刺激を与えそうだが、必ずしもそれだけとは限らない。特に優れた特徴の一つが「バレードア」で、ドライバーが近づくとバレー係がいるかのようにドアが開くというもの。もしかすると、これは次世代「エクウス」のオプションに登場するのではないだろうか?

HCD-16という名称は、これを手掛けたデザイン・スタジオのコード・ネームだ。「HCD」は、ヒュンダイ・カリフォルニア・デザイン(Hyundai California Design)の略で、「16」は同デザイン・スタジオから発表された16台目のコンセプトカーであることを示している。このコンセプトを主導したのは韓国自動車メーカーの米国にあるスタジオだが、シュライヤー氏は「このコンセプトは、世界中にあるヒュンダイのデザイン・スタジオからのアイデアを融合させてデザインされた」と語っている。

8月16日にモントレーで開催されるペブルビーチの祭典にヴィジョンG クーペが登場すれば、見る人により鮮烈な印象を与えることだろう。


​By Matthew Askari
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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