フィアットが、200馬力のクロスオーバー「アバルト 500X」を検討中
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フィアットのパフォーマンス部門であるアバルトは、魅力的なクルマを作っているが、そのラインアップはかなり限られている。1971年にフィアットに合併されて以降、専らフィアット車の高性能バージョンの名称として使われていたアバルトの名前が、サブブランドとして独立したのは2007年のこと。「アバルト グランデプント」「アバルト500」というホット・モデルを専門のディーラーを構えて発売したが、前者は既に販売が終了し、現在は「フィアット500」をベースにした数種類のバリエーションを販売しているに過ぎない。しかし、そんな状態も長くはないようだ。現在、サソリのマークが付いた新たなモデルの計画が進行中であるという。

その計画の1つは既にご存じの通り、マツダの4代目「ロードスター」をベースに間もなく登場する フィアット「124スパイダー」の高性能バージョンだ。だが、それだけではない。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の最高執行責任者(COO)で、ヨーロッパ、アフリカ、中東市場を統括するアルフレッド・アルタヴィラ氏によれば、FCAは「フィアット 500X」のパフォーマンス・モデルとなる「アバルト 500X」を検討しているという(上の画像はフィアット 500XにFCAの純正パーツ・ブランド「MOPAR」のアクセサリーを装着したもの)。「124と500の他に、まったく新しいモデルを追加することを考えている。500Xはその選択肢の1つ」とアルタヴィラ氏は英自動車情報メディア『Auto Express』に語っている。

もしアバルト 500Xの生産が承認された場合、ライバルは「MINI カントリーマン」(日本名:MINI クロスオーバー」のジョン・クーパー・ワークス(JCW)仕様と日産「ジューク NISMO」になるだろう。パワートレインの話は時期尚早かも知れないが、アルファ ロメオ「4C」に搭載されている1.75リッター4気筒ターボエンジンをリチューンしたものになるのではないだろうか。なお、このエンジンはアバルト 124スパイダーにも採用予定で、最高出力は200hp前後になると見られている。ジューク NISMOの197hp、ジューク NISMO RSの215hp、MINI カントリーマン JCWの208hpと肩を並べる数値だ。

アバルト 500X登場の可能性が報じられたのは、これが初めてではない。昨年、そんな話が聞こえて来た際には、その技術がジープ「レネゲード」の高性能モデルに応用されるかも知れないと期待された。

アルタヴィラ氏は「アバルト プントでは少々やり過ぎた。我々の顧客は、もはやまがい物を買うことはない。もし、500Xがアバルトのラインアップに加わることになれば、家族向けになることは決してない」と述べている。また、「どんな新型車でもアバルトは強化されたパフォーマンスを提供すべき。そうでないなら、まったく無意味だ」と付け加えた。


​By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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