NASCARのレジェンド、バディ・ベイカー氏が74才で他界NASCARとアメリカのレース界は、またひとり偉大な人物を失った。誰からも好かれた伝説的なレーサー、バディ・ベイカー氏が74才にして他界したというニュースをお伝えしなければならないことは残念だ。

バディ・ベイカー氏(本名はElzie Wylie Baker, Jr.)は、1941年に米サウスカロライナ州フローレンスで生まれた。1959年にNASCARのレースに初参戦し、レーサーとしての長いキャリアを1992年に引退するまで、700以上のレースに出場。スプリントカップ・シリーズでは19勝、ポールポジション獲得数38回、トップ10以上の入賞回数はケタ外れの311回という功績を残している。クライスラープリムスダッジシボレーポンティアックビュイックオールズモビルフォードのマシンを駆り、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイやタラデガ・スーパースピードウェイ、シャーロット・モーター・スピードウェイなどのコースで活躍した。中でもデイトナ500のレースでは、4度のポール・ポジションを獲得し、1980年に優勝を飾っている。シリーズを制することはなかったものの、初めてクローズド・サーキットで200mph(約320km/h)の壁を破るなど、ストックカー・レースにおけるトップドライバーの1人として多くの人に認められている。

1992年、タラデガでのレースを最後にドライバーから引退したあとは、20年以上にわたりモータースポーツ・コメンテーターとして数々の番組で活躍してきた。しかし、肺ガンで手術不能との診断を受け、1カ月ほど前に米衛星ラジオ最大手であるシリウスXMラジオでの放送を最後にマイクの前から退いたばかりだったが、8月10日に帰らぬ人となった。

バディ・ベイカー氏がこれまでの長いキャリアで築いた功績は、人々に忘れられることはないだろう。あとに残されたご家族、ご友人に心よりお悔やみを申し上げる。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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