【レポート】米国政府がレギュラーガソリンのオクタン価を引き上げることを検討中EPA(米国環境保護庁)の交通・大気汚染管理局(OTAQ)は、近年に開発・採用が進んでいるダウンサイジング・エンジンの更なる効率向上に大いに役立つ可能性があるとして、レギュラーガソリンのオクタン価を引き上げることを検討し始めている。これにより95AKI(米国での指標:日本で使われている単位に換算すると約99RONと、かなり高いことになります)という数値が検討されているが、本件はまだ調査段階であり、実現するとしてもかなり先の話になるようだ。

オクタン価の高いガソリンは、早期着火が起こりにくく、高い圧縮比を持ちこたえることが出来る利点がある。OTAQディレクターのクリストファー・グランドラー氏が米自動車メディア『Automotive News』に語ったところによれば、最近の小排気量エンジンがハイオクガソリンの利用を想定して設計されているとすると、高オクタンへの変更は、理論的には更に大きな馬力をひねり出せるようになるということだ。

標準オクタンレベルの変更には、まずは相当な研究を要するとグランドラー氏は話す。同メディアは、米国政府はコストが高いハイオクガソリンへの変更が実際に投資に値するかを見極める必要があると報じている。

現在、米国で販売されているレギュラーガソリンのオクタン価は、地域によって異なるものの、一般的には87AKI(約91RON。日本で売られている多くのレギュラーガソリンより僅かに高い)だ。一方で、最近のターボ・エンジンは少なくとも93AKI(約97RON。日本で売られている多くのハイオクガソリンに近い)を必要とする。一例を挙げると、2.3リッター直列4気筒「エコブースト」エンジンを搭載するフォード「マスタング」にハイオクを給油した場合、最高出力310hpと最大トルク44.2kgmを発揮するが、これにレギュラーを入れると最高出力275hp、最大トルク41.5kgmにピークパワーが落ちるということが分かっている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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