【レポート】アウディ「R8」、エントリー・モデルにはやっぱりターボ付きエンジンを採用?
アウディのミドシップ・スーパーカー「R8」に最初から搭載されていた自然吸気4.2リッターV型8気筒エンジンは、本質的に愛すべきところがあった。それはエンジン音や、高回転型エンジンといった特質、もしくはその両方だったのかもしれないが、R8のオリジナル・エンジンはかなり面白い。

だが不幸にも、ブランドのフラッグシップ・モデルにおけるV8エンジンの時代は、間もなく終わるとされているらしい。英自動車雑誌『CAR Magazine』の新たなレポートによると、アウディは愛すべきオフアングルの4.2リッターから、2.9リッターのツインターボチャージャー付きV6に切り替えるというのだ。

アウディの本社があるドイツ・インゴルシュタットの情報筋から聞いたという話では、新しいエンジンの最高出力は450hpで、初代R8のエントリー・モデルに搭載されていたエンジンよりも20hpパワーアップすると主張しているという。排気量が小さくなる分、それに伴う燃費の向上も期待できるだろう。

しかし、これは今まで聞いていた話とは違う。先日お伝えした話では、アウディのエンジン開発責任者を務めるユルゲン・ケーニヒステット氏が、ターボチャージャーの採用に否定的な意見を述べたというのだ。噂が二転三転しているため、今のところ何とも言えないわけだが、もし『Car Magazine』のレポートが正しければ、R8はフェラーリの「488GTB」や「カリフォルニアT」のようなターボチャージャー付きスーパーカーの仲間入りをすることになる。

『Car Magazine』によれば、これは明らかに中国に原因があるという。中国は2008年から大排気量車に対する風当たりを強めており、3.0リッターを超えるエンジンを搭載する車種に高額な税金を課している。同メディアでは、中国のこういった方策が人々に愛されたメルセデスAMGの6.2リッター自然吸気V8「M156」型エンジンを搭載したモデルを死に至らしめたのだと報じている。かつては偉大なM156型が、そして今度はアウディの4.2リッターV8が消えてしまうのか? 中国には、このような愚かなことはやめてもらいたい。



By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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