私たちはどうしても、常識を疑おうとしない。例えば、サーフボードは水上を進み、ダートバイクはぬかるみを走るものだと。どうやら、ロビー・マディソンにそんな話をする人はいなかったようだ。仮にそういう人がいたとしても、耳を貸さなかっただろうが...。しかしおかげで、そんな常識を覆すエキサイティングな映像が出来上がった。

ロビー・マディソンはオーストラリアのモトクロスライダー兼サーファーで、"マッド"の愛称でも知られる。今回ご紹介する映像を見たら、このニックネームが彼にピッタリだと感じるだろう。映像はケン・ブロックの『ジムカーナ』シリーズの多くを手掛けるDCシューズによって企画されたものだ。メイキング映像ではマディソンと彼のチームがタヒチで波に乗るためにバイクを改造する様子も収められている。

バイクでサーフィンなんて、まさにpipe dream(現実にはあり得ないような光景)だ。マディソンとDCシューズがこのビデオを「Pipe Dream」と名付けたのもうなずける。そもそも静かな水面にしろ、高波がうねるチューブにしろ、そこにバイクで飛び込むこと自体が無謀なのだ。しかし、その離れ業を見事にやってのけたこの映像は思わずトリックと見間違えるような巧妙な作品に仕上がった。百聞は一見にしかず。ぜひ本編映像とメイキング映像、どちらもご自身の目で見て確かめてみて欲しい。彼がなぜ普通にジェットスキーを使わなかったのか、などと考えるのは、野暮というものだ。





By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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