トヨタ、車載システムに「Apple CarPlay」や「Android Auto」をあえて導入せず
自動車メーカー各社が続々とAppleの「Apple CarPlay」Googleの「Android Auto」のいずれか、あるいは両方を車載システムに採用するなか、トヨタが北米仕様向けに選んだのはそのどちらでもなく、ほとんど無名に近い企業のプラットフォームだった。

トヨタは7月30日(現地時間)、車載機器とスマートフォンを連携させる新しいシステムを導入すると発表した。今回採用が決まったのは、米カリフォルニア州のベンチャー企業テレナブが開発したナビゲーション・システム「スカウトGPSリンク」と、ワシントン州のソフトウェア開発会社UIEvolutionが開発した車載機器連携機能を担う「UIEngine Link」だ。iOSやAndroid OSを搭載したデバイスにも対応するが、AppleやGoogleの車内用インターフェースは使用せず、手持ちのスマートフォンを車載インフォテインメント・システムに接続することでカーナビとして利用したり、電話の受発信や音楽を聴いたりすることができる。2016年モデルのピックアップトラック「タコマ」を皮切りに、順次トヨタのマルチメディア・システム「Entune(エンチューン)」の「Audio Plus」を搭載する他モデルへも展開が予定されている。

さて問題は、トヨタの選択が果たして吉と出るか凶と出るかだ。AppleやGoogleではないシステムを導入したことで、クルマより最新スマートフォンに関心があり、自動車メーカーよりOSにこだわる今どきの若者に敬遠されはしないだろうか。だが反対に、「Apple CarPlay」や「Android Auto」と比較して、運転中に操作に気を取られることが少なくて良いという反応が得られるかもしれない。とはいえ、よりスムーズなインターフェースやデバイスの連携という点から見たとき、新興企業が開発したシステムがAppleGoogleのそれに勝るとは考えづらい。だが、システムを実際に確かめるまで、結論は差し控えることにせねばなるまい。詳細はプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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