米国で「MIRAI」販売開始を控えたトヨタ、水素供給のインフラ整備に奮闘中
Related Gallery:2016 Toyota Mirai: LA 2014

トヨタは、燃料電池自動車に水素を供給する「水素ステーション」の整備が、米国では日本のそれと比較して遅れを取っていることを認めている。しかし、同社は米国も、特にカリフォルニア州では整備が今年と来年に大きく進展するだろうと話している。このことは、トヨタ初の水素燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」のカリフォルニア州での販売開始を10月に控えた同社にとって、非常に重要だ。

トヨタ幹部のクレイグ・スコット氏は、カリフォルニア州に既存する水素ステーションは「ほんの一握り」で、この状況を「MIRAI Friendly」(MIRAIに優しい)ではないと米経済誌『Forbes』のインタビューの中で語っている。同州では現在、計48基の水素ステーションの整備がさまざまな段階で進行中となっており、年内に15基、2016年末までに35基が稼働予定という。なお、米国内にある水素ステーションの半数近くが、カリフォルニア州に集中している。

現時点で水素ステーションの整備が日本より遅れを取っている米国だが、その原因は政府からの資金援助が十分でないことと、ステーションの設置認可を得る手続きが統一化されていないことの2点にあると考えられる。また、ステーションが既に設置されていても、それが常に稼働しているとは言い難い状況だ。先月、燃料電池SUVのヒュンダイ「ツーソン」を所有する人たちが、カリフォルニア州オレンジ郡に設置されている水素ステーションのほとんどが使用不能または水素の供給が制限されているとして、Facebookで不満をぶちまけ始めた。こうした信頼性の欠如が、ツーソンの売り上げ不振を招いていると言われている。

MIRAIのカリフォルニア州での価格は約5万8,000ドル(約720万円)からで、まずは8つのトヨタのディーラーで販売される。東海岸では来年から販売開始の予定とのこと。スコット氏のインタビュー全文は、『Forbes』のWeb版(英文)でどうぞ。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

【PR】MIRAIの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!