蘭スパイカー、電動航空機メーカーと合併で経営破綻から再生へ
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ここ数年間は苦しい時代を過ごしてきたオランダのスーパーカー・メーカー、スパイカーが、ついに本格的な復活を遂げることが明らかになった。同社は、破産保護から正式に脱却して米航空機メーカーと合併するという。この合併の可能性については以前から報じられていたが、スパイカーが新しいパートナーの正体について公表するのはこれが初めてのことだ。

その合併先は、オレゴン州ポートランドに拠点を置く電動航空機メーカー、Volta Volaré社。去る2012年、同社は「GT4」と呼ばれるハイブリッド小型飛行機のプロトタイプを公開し、市場への投入に取り組んでいる。だが、我々がそれより気になるのは、このパートナーシップが今後どのように電動スポーツカーの開発に寄与するかということだ。

「スパイカーは猛烈な勢いで再生に取り組む」と、スパイカーCEOのビクター・R・ミュラー氏は声明で述べている。「我々は、私が15年前に設立したこの会社の明るい未来を楽しみにしている。これから何十年も、世間があっと驚くようなエレガントで上品な(電気)自動車と電動飛行機を開発していく予定だ」。

"再生"は、スパイカーにとって全く目新しいことではない。同社は1880年、馬車を製造する会社として誕生したが、第一次世界大戦中に戦闘機の製造に携わったのち、1925年に消滅。そして2000年、ミュラーがスパイカーの名前を冠したハイエンドのスポーツカーを発表して、このブランド名を復活させた。2006年にはF1チームを買収するも目覚ましい成績は残せないまま翌年に売却。2010年にサーブを買収し、新たな事業による立て直しを図る。

だがサーブの経営が失敗に終わり、スパイカーは苦境に陥っていく。2013年に新型スポーツカー「B6 Venator」コンセプトを公開し、量産化のための資金調達を試みるが、昨年末には破産宣告を受けた。ところがその後、再生を目指して破産の判決を覆す申し立てを行って受理されるなど、状況が二転三転。そして現在、単一の債権者との長期にわたる法廷闘争に勝利して債務の返済猶予措置から正式に脱し、新たな出資者との最終合意に向けて詰めているという。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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