人気ドラマ『マッドメン』の主人公が乗った1965年型キャデラック「クーペ・ドゥビル」が販売中
米AMCの人気ドラマ『マッドメン』の主人公、ドン・ドレイパーの自信に溢れた個性や生活スタイルを体現できる人は、ほとんどいないだろう。しかし、ドレイパーとは似ても似つかなくても、彼のクルマを運転することならできる。8年続いた人気シリーズもついに完結を迎え、制作者側はハリウッド関連の品物を専門に扱うオークション・サイト『ScreenBid』を通じて、撮影に使った物を全て売却しようとしている。出品されているのは1,300もの品々で、小道具から衣装まで様々だ。その中で最も目を引くのが、今回ご紹介する1965年式キャデラック「クーペ・ドゥビル」である。

ドレイパーはシーズン5でこのクルマを手に入れ、最後から2番目のエピソードまで運転した。このクルマで(以下ネタバレ注意)米国を横断し、オクラホマで修理を受け、最終エピソードではモーテルで働く少年にクルマを譲り、ボンネビル・ソルトフラッツまでバスで行くことになる。この記事を書いている段階では、入札額は3万750ドル(約380万円)となっている。

キャデラックが「ドゥビル」の名前を使ったのは、モデルラインとして独立させる前の「シリーズ62」のトリムレベルが最初だ。1965年型は第3世代ドゥビルの最初の年に当たる。全長5,690mm、重量2,100kg以上の巨大なアメリカン・ラグジュアリーカーを動かすのは、最高出力340hpの7.0リッターV8エンジンと3速オートマチック・トランスミッションだ。

ドゥビルの名は2005年まで使用され、その後「DTS」(DeVille Touring Sedanの略)に引き継がれる。キャデラックは最後のDTSを2011年に製造し、1949年から使われ続けた名前に終止符を打った。第3世代のクーペ・ドゥビルのような存在感を持つクルマはほとんどない。そのことをドレイパーも(少なくとも番組プロデューサーは)知っていたのだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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