【レポート】ビンラディン一族のジェット機が英国のカーオークション会場に墜落
多数のクルマが並ぶイギリスのカー・オークション会場に7月31日、自家用ジェット機が墜落した。報道によると、ジェット機はイギリス南部のブラックブッシュ空港への着陸を試みたが、滑走路を通り過ぎたとされている。搭乗していた4人全員が死亡したが、地上での死亡者は報告されていない。

事故機は、国際テロ組織アルカイダの前最高指導者ウサマ・ビンラディンの一族が所有する物であり、サウジアラビア国籍だったという。同機は7月31日にイタリア・ミラノのマルペンサ空港を出発し、頻繁に訪れていたとされるイギリスのハンプシャー州にあるブラックブッシュ空港へ向かっていた。ブラックブッシュの敷地には、空港、ビジネスパーク、ゴーカートレース用トラックの他に、ブリティッシュ・カー・オークションが運営するヨーロッパ最大の自動車市場の施設がある。同社からの詳細なコメントはすぐに得られなかったが、伝えられたところによると、墜落の衝撃で多数の車両が損害を受け、その影響で火災も起きた模様だ。

イギリス当局は現在、事故の原因を調査している。現場となった空港は、ロンドンから1時間半足らずの南西に位置しており、円滑な着陸ができるよう半マイル(約800m)離れた場所からも見える高度な精密進入経路指示灯(PAPI)を設置していたとされている。

墜落したのは、ベース価格が約900万ドル(約11億2,000万円)のエンブラエル「フェノム300」で、パイロットの他に、ビンラディンの親族3人(ウサマ・ビンラディンの継母ラジャア・ハシム、異母妹サナ・ビンラディンとその夫のズヘア・ハシム)が同乗していたと報じられている。ビンラディンの親族を巻き込む航空死亡事故はこれで3度目だ。家長でウサマの父であるモハメド・ビンラディンは、1967年、サウジアラビアで自身のビーチクラフト18に搭乗中、墜落して死亡した。モハメドの長男であるサレム・ビンラディン(ウサマの異母兄)は、1988年にアメリカのテキサス州で軽量飛行機を操縦中、電線に接触して墜落死している。

モハメドは22回結婚しており、その相手の1人が今回の事故で死亡したラジャア・ハシムだった。1967年にモハメドが死亡した墜落事故が発生したのは、彼が23回目の結婚式に向かう途中だったと言われている。また、モハメドにはウサマも含め54人の子供がおり、サナ(同じく7月31日に死亡)もそのうちの1人だった。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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