まるで中国版テスラ「モデルS」? 上海のベンチャー企業がEV「Youxia X」を発表
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"中国企業にコピーされるようになれば、その製品は世界的に通用するものになった証拠"という考え方があるとすれば、テスラの電気自動車(EV)「モデルS」はその域に達したと言えるだろう。先日、上海のベンチャー企業であるYouxia Motors(游侠汽車)が北京で発表した「Youxia(游侠)X」の外観は、テスラ モデルSとの類似点を見落とすのが不可能なほどそっくりで、黒いフロント部分や3点が突き出たロゴのデザインまでよく似ている。どちらも流れるようなボディのセダンだが、Youxia XのテールランプにはスタイリッシュなY字型が採用されている。インテリアに目を向けると、センターコンソールに設置された縦型の大画面タッチスクリーンは、明らかにテスラを意識している。

両車のデザインは確かによく似ているが、そっくりそのままコピーしたわけではない。中国のEVセダンはもっとずっと突飛なクルマだ。例えば、フロントグリルにはカスタマイズ可能なディスプレイを搭載しており、そこに映し出される左右に揺れ動く赤い光は、80年代の米テレビドラマ『ナイトライダー』に登場する「ナイト2000」からヒントを得たようだ。実はこの『ナイトライダー』との関係はもっと深い所にあると中国の自動車情報サイト『Car News China』は伝えている。そもそも、「Youxia Motors(游侠汽車)」という社名は『ナイトライダー』が中国で放映されたときのタイトル『霹靂游侠』から取ったもので、Youxia Xが搭載しているインフォテイメント・システムには「KITT OS」という名前がつけられている。KITT OSは通常のコントロールだけでなく、お望みとあらばフェラーリ「488 GTB」ジャガー「Fタイプ」のエンジン音を車内に流すことも可能だという。



同社の公式サイトによると、Youxia Xのパワートレインは最高出力362hp、最大トルク44.9kgmを発揮するそうだ。また、バッテリーは3種類の容量が用意されており、それぞれの航続距離はベースとなる40kWhが220km、60kWhが330km、85kWhが460kmとなっている。

『Car News China』によると、中国国内での販売価格は20万元~30万元(約400万円~600万円)で、政府からEV購入補助金が9万元(約180万円)出るそうだ。ただし、生産開始は2016年、出荷は2017年初めと見られているので、ここでご紹介したスペックや数値はあくまで計画段階のものだ。テスラの弁護士が訴えなければ、Youxia Xはこのまま販売されるだろう。


by Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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