【レポート】近い将来、トヨタ「カムリ」に4気筒ターボが搭載される?
Related Gallery:2015 Toyota Camry: First Drive

自動車メーカーがCO2排出量に関する規制を満たす努力を続ける中、スポーツカーやファミリーセダン、ピックアップトラックにまで、ターボチャージャーの採用は急速に標準化が進みつつある。しかし、トヨタは「ターボ化の波には乗らない」との意思を貫き、これまで販売店には過給器付きのクルマがほとんど並んでいなかった。だが、間もなくそんな様相も変わりそうだ。レクサス「NX200t」や、日本と欧州で発売された「IS200t」がその方向性を示しているように、トヨタ最大の人気車種の1つである「カムリ」に大きな変化が起こりつつある。

1990年代の「スープラ」や「MR2」を見れば分かるように、性能を向上させるためにこれまでトヨタが過給機を採用したことはある。しかし、最近の過給機付きエンジンは、ラップタイムを短縮するというより、排ガスや燃費効率を改善することに重点を置いている。自動車情報サイト『Automotive News』によると、カムリは近い将来、自然吸気V6エンジンに替わり、ターボチャージャー付き2.0リッター4気筒エンジンが搭載される予定だという。この偉大な日本製セダンの現行型に搭載されている3.5リッターV型6気筒エンジンは、最高出力268hp、最大トルク34.3kgmを発生するが、新しい4気筒ターボ・エンジンは、NX200tで最高出力235hp、最大トルク35.7kgm、IS200tでは最高出力241hp、最大トルク35.7kgmを発揮する。

『Automotive News』が伝えるところによると、ベースとなる4気筒エンジンは今後、さらに排気量を拡大したユニットも追加され、効率改善のためにアトキンソンサイクルが採用されるかも知れないという。トランスミッションも無段変速機(CVT)に変更される可能性があるそうだ。

過給機採用に方針を変更するのはトヨタだけではない。ホンダ日本で発売した「ステップワゴン」や「ジェイドRS」に続き、米国仕様の次期型「シビック」でもターボチャージャー付き1.5リッターエンジンを搭載すると発表済みだ。『Automotive News』はさらに、そのエンジンが「アコード」や「CR-V」にも搭載される可能性があると伝えている。

主な日本の自動車メーカーの中では、日産だけが自社の主流モデルに過給機を搭載するかどうかに慎重な姿勢を取っている。どうやら、同社は全てをターボ付きにするよりも、まずエンジン自体を直噴に変更して、燃費改善を図ろうとしているようだ。


By: Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

【PR】カムリの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!