【レポート】フォードが速度と道路勾配を検知するスマートな走行機能を探究中
Related Gallery:Ford Fusion Hybrid Automated Research Vehicle

フォードは未来のクルマを見据え、アダプティブクルーズコントロール(ACC)機能をより賢く経済的なシステムにしようと取り組んでいる。同社は先日、道路の勾配や交通量、ドライバーの優先事項といった情報を使い、最終目的地までの行程における燃費を向上させるシステムの特許を取得した。このソリューションにより、今後のフォード車には、ささやかな省燃費運転でも適切な効果を実現するソフトウェアが搭載されることになるだろう。

フォードの特許書類によると、「最適速度を解析するルート・ナビゲーション」と題したこの技術は、まず最終目的地までの全行程をたくさんの小さな区間に分割し、それぞれの区間がGPSデータに基づいて解析される。交通量に関する情報も常に更新されていく。ドライバーが希望する到着までの時間に応じて、こうした情報を全て考慮しながら、それぞれの区間で最も効率的な速度を割り出す。この解析は、車載コンピュータの能力を超える情報を処理する必要があるため、一部をクラウドコンピューティングに回すという。

フォードによれば、このシステムは特に坂道運転で真価を発揮するそうだ。急勾配の坂道を上ったり下ったりする場合、最も効率的な運転というのは一定の速度を維持することではない。しかし現在の技術では、そのために必要な速度調整が簡単には行えない。ところが、このシステムならばGPSデータを利用してクルマの速度を調整し、より燃費の良い走り方を実現してくれるのだ。

フォードは現在、自動運転技術への投資に重きを置いており、マサチューセッツ工科大学(MIT)やスタンフォード大学といった全米屈指の名門校とパートナーシップを結んで取り組んでいる。特許書類では自動運転車向けの最適速度解析については言及されていないが、そうしたクルマを目指していることは容易に想像がつく。今後、目的地までの全行程にわたる燃費は、比較的フラットな米国の州間高速道路での数kmにわたる燃費よりもずっと良くなることだろう。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー


【PR】フォードの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!