【レポート】賢く投資するなら、フェラーリの株よりクラシックカー?
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フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、グループ傘下のフェラーリを分離独立させ、保有するフェラーリ株の一部を市場に浮動株として流通させる準備を進めている。しかし、イタリアの名門ブランドに投機的な価値を期待するなら、株よりもクラシックカーの方が有望かも知れない。

米金融情報サービス『ブルームバーグ』が指摘するように、クラシック・フェラーリの価値は上昇し続けており、その上昇率は決して小さくないからだ。比較的控えめな例として1980年代の「テスタロッサ」を挙げてみても、その価値はたった1年で2倍近くに上がっている。これが1950年代、60年代、70年代製のモデルになると、その価値が2006年から7倍近くまで急上昇したものさえあるのだ。

フェラーリのクラシックカー収集家であれば誰もが垂涎する「250GTO」を例に見てみよう。インフレの影響を除外して考えてみても、1960年代後半には数千ドルだった価格が、1980年代にはすでに数十万ドルに、そして今では数千万ドルもの価格が付いている。250GTO は、2004年に1,000万ドル(約12億円)の値が付いたことがあったが、2013年には5,200万ドル(約64億円)で売買されている。このような価値の上昇から、フェラーリのクラシックカーは安全な投資対象と見なすことができる。

これにフェラーリの株が対抗するのは難しくなりそうだ。FCAとしては、投資家にフェラーリをプラダやエルメス、モエヘネシー・ルイヴィトンといったラグジュアリー製品のブランドとして見て欲しいと考えており、これらのブランドの株は大概の自動車メーカーよりも価値が大幅に上昇する傾向にある。しかし、どんなラグジュアリーなブランドであっても、2006年から現在までの株価の上昇は、最高でも2倍の程度が関の山だが、これに対しフェラーリのクラシックカーは、前述の通り同じ期間で7倍もの価値になったモデルが存在するのだ。

それに加えて、フェラーリのクラシックカーには、実際にオーナーとなって走らせるという喜びを享受できるメリットもある(もし損傷を与えると価値を損なう恐れもあるが)。フェラーリなら株より製品自体に投資するというアイデアの方が、断然魅力的だと考えることもできるのだ。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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