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ケーニグセグがベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで2分32秒14というラップレコードを樹立した。これは自己記録より1秒以上速く、最も近いライバルを6秒近くも引き離している。これだけでも十分すごいのだが、チームが乗り越えてきた壁に思いを巡らせると、この記録がより一層注目すべきものに感じられる。

クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が、世界で最も速くてパワフルなスーパーカー「アゲーラOne:1」を発表したのは、2014年のジュネーブ・モーターショーでのこと。世界初の"メガカー"と謳われたアゲーラOne:1の最高出力は1,360ps(メートル規格で1メガワット)、車両重量は1,360kgと、その名前が表す通りの完璧なパワーウェイトレシオ、1対1(1kg/ps)を実現した。実際にその威力を走りで証明しようと、ケーニグセグは早速ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでラップレコード更新に乗り出す。しかし、残念ながら挑戦する前に、新たな管理者によってコースの一部区間に速度制限が設けられてしまったため、ニュルブルクリンクでの記録更新は事実上不可能になってしまった。そこでケーニグセグは、スパに狙いを定めることにした。

ケーニグセグは先月にも、このベルギーの有名なサーキットでアゲーラOne:1を走らせ、2分33秒26という素晴らしいタイムを記録している。このラップタイムは、これまで最速記録を保持していたマクラーレン「P1」より約5秒、ポルシェ「918スパイダー」より約7秒速い。しかし、ケーニグセグはこの結果に満足しなかった。チームは今月再び10時間を掛けてスウェーデンからスパを訪れ、自己を更新する新たな記録を樹立したのである。

さらに今回の挑戦は、コース上に他のクルマも走っているだけでなく(スパを貸し切りにすることは最近難しくなっている)、想定外の騒音規制でエキゾーストに改造を施すことを余儀なくされ、エンジンが自由に排気できない状態で行われた。ということは、騒音規制のない無人のサーキットを走ればさらにタイムが短縮されるはずだ。それが分かったという意味では、ベルギーの官僚たちには感謝しなければならない。きっとケーニグセグは近い将来、もう一度挑戦してくれるだろう。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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