【レポート】中国で電気自動車の普及が進む理由とは!?
このところ中国では、株価が急落したり、自動車の販売台数が前年比で3.2%減少して2013年以来の落ち込みを見せたりと、経済成長の勢いに陰りが見え始めている。もっとも、いますぐに国家が転覆するような事態に陥るわけではない。今年1月から6月までの自動車販売台数は前年比で8.4%増となっているし、これまで以上に同国の電気自動車(EV)市場は大きく発展し続けている。

中国政府は、国内でもっとEVを流通させようと推進しており、その方策が実行され始めているようだ。『Green Car Reports』によると、中国の工業情報化部は、中国では今年6月だけで2万5,000台、今年上半期では7万8,500台のEVやPHEV(プラグインハイブリッド車)を生産したと発表している。これと比較するために、Autoblog Greenの記事に書かれた数値を見てみると、米国では6月に8,738台(前年比で23%減)、今年上半期では4万9,000台のEVとPHEVが販売されている。

しかし、これらの中国の数値には注意点もある。まず、『Green Car Reports』によると、6月単独の数値である2万5,000台のうち、乗用車は1万500台のBEV(電池駆動電気自動車)と6,663台のPHEVだけで、残りは商用車だという。また、中国政府はこういった合計数に、低速で航続距離の短い部類のEVも含めていることも要注意だ。米国の数値ではこの類のEVは除外されているので、単純に比較はできない。

中国が2015年のEV販売台数における目標として掲げていた50万台には届かないだろうが、政府の支援を受けて中国でのEV市場は拡大を続けていくだろう。中国自動車メーカーのKandi Technologies社は、昆明市でEVのシェアやリースを行う「マイクロ・パブリック・トランスポーテーション」と呼ばれるサービスを開始することを発表している。昆明以外でも中国の9つの都市で運用開始されているこのサービスについて、同社は交通渋滞を緩和することができると主張しており、今年末までに2,000台を配備する予定だという。上手くいけば、このサービスは同社の「EV自動販売機」に次ぐEVシェアリングの方法となるだろう。

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By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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