【レポート】シボレーと米ミュージシャンのキッド・ロック、南軍旗を巡る論争の渦中に
米ミシガン州デトロイトに本社を置くシボレーと、デトロイト出身のロックミュージシャン、キッド・ロックことロバート・リッチーが、南北戦争時代の南部連合の軍旗を巡って論議の的となっている。

南部連合の軍旗は現在、人種差別を思い起こさせるとの見方から、掲げることの是非が問われている。キッド・ロックに対しても"旗を掲げるな"という抗議の声が上がったのだが、彼はこれに対し、米テレビ局FOXニュースのキャスターであるメジン・ケリーに送ったメッセージの中で「クソくらえ」と発言。そのため、今度はキッド・ロックのサマーコンサート・ツアーのスポンサーとなっているシボレーに対し非難が寄せられたのだ。

シボレーのスポークスマンは先週、ミシガン州の地元紙『Detroit Free Press』に次のように語った。「我々は、キッド・ロックのサマーコンサート・ツアーのスポンサーとして尽力している。彼のファンには、シボレーのオーナーも多い。我々は彼のコンサートが、そうしたファンの皆さんを楽しませ、アメリカの自由を称える素晴らしいものになると確信している」。また、シボレーは、ピックアップトラックのCMに『ボーン・フリー』というキッド・ロックの曲を起用している。

だが、話はこれにとどまらず、市民グループ「ナショナル・アクション・ネットワーク」のデトロイト支部は、GMにキッド・ロックへのサポートをやめるよう要求。同支部のディレクターであるチャールズ・ウィリアムズ2世牧師は、「怒りをあおるような発言をしているキッド・ロックのサポートを続ければ、当然、GMはその発言を支持していると見なされる。そうなれば、GMは彼と同罪だ」とコメントしている。

今回、キッド・ロックの発言が議論を呼んだわけだが、実際のところ、彼が最後に南部連合の軍旗を掲げたのがいつなのかは定かでない。ファンも直近のコンサートどころか、過去数年間のコンサートでも見た記憶はないようだ。2002年の同紙の取材では、キッド・ロックは南部連合の軍旗をサザン・ロックと反骨精神のシンボルとして使っていると述べていた。「嫌悪や人種差別とは関係ない。俺はサザン・ロックが好きなんだ。多くの人が、この旗の下に命を落とした。それが正しいことであろうとなかろうと、自分の信条のためにね。でも、南部連合の軍旗が象徴しているのは、反逆心と、サザン・ロックに対する俺の愛なんだよ」


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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