オランダの大学生チームが、ソーラー・チャレンジに挑む新型EV「ステラ・ルクス」を公開
太陽光を単なる補助電源としてではなく、実用的な市販車の動力源として利用することは、まだSF小説の世界だ。だが、オランダのある学生グループは現在、そんな未来の話を限りなく現実に近づけようとしている。

アイントホーフェン工科大学のソーラーチーム・アイントホーフェンは、「ステラ」と名付けたソーラーカーで「ワールド・ソーラー・チャレンジ2013」のクルーザー・クラス優勝を果たしたチームだ。そして今回、隔年開催されるこの大会に今年も挑戦する彼らが、2015年バージョンの新型「ステラ・ルクス」を公開した。先代よりもルックスが向上したステラ・ルクスは4人乗りで、これまでのソーラー・チャレンジカーでよく見られる長大なセル・パネルとバブルキャノピー(半球型の張り出し付き窓)を持つ車両と比べると、かなり普通のクルマの形状に近くなっている。学生が作ったクルマとはいえ効率性は非常に優れており、消費量を上回るエネルギーの生成が可能だ。オランダの陽光の下でも、太陽光と車載バッテリーによる航続距離は1,000㎞、最高速度は125㎞/hに達するという。

そんなソーラーチーム・アイントホーフェンは、ワールド・ソーラー・チャレンジ2015に向けてまだ大きなテストを控えており、資金調達のためのクラウド・ファンディング・キャンペーンも実施中だ。10月18日にオーストラリアで開幕する同大会は、ダーウィンからアデレードまで、主に砂漠地帯である約3,000㎞の距離を走行するというもの。クルーザー・クラスでは、実用性、効率性、乗車可能人数が特に重視され、チャレンジ中の充電は1回のみに限られる。走行時間帯は午前8時から午後5時、7つのチェックポイントを通過しなければならない。

下にステラ・ルクスの除幕式のビデオを用意した。音声はオランダ語だが、実際に走行しているシーンもあるので、ぜひご覧いただきたい。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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