超貴重なランボルギーニ「コンセプトS」がオークションに!
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スーパーカーに関する10年前の記憶を振り返ると、2005年のジュネーブ・モーターショーで公開されたランボルギーニ「ガヤルド」をベースとする大胆なスピードスター・スタイルのコンセプトカー「コンセプトS」のことを思い出す。その魅力的なスタイリングは、ルク・ドンカーヴォルケ氏がベントレーのデザイン部門に移籍する(その後、退社)ずっと前にデザインしたものだ。前年にデビューしたばかりのガヤルド・クーペに見られる最先端のアンギュラー・デザインを継承し、その後に誕生するガヤルド・スパイダーのインスピレーションとなったが、コンセプトSはさらにラディカルなオープン・コックピットを二分したボディワークが特徴で、シングル・フレームのフロントガラスの代わりに極めて低い2枚のウィンド・ディフレクターが備わる。数年前の「アヴェンタドールJ」コンセプトを思わせるデザインだが、こちらの方がよりコンパクト(で比較的控えめなスタイル)と言えるだろう。

ジュネーブで公開されたコンセプトSは、走行不能なスタディ・モデルだったが、ランボルギーニは大反響を受ける形でV10エンジンを搭載した実走行可能な車両を製作した。これを同年夏に開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でお披露目している。スタディ・モデルは、北イタリアのサンタアガタ・ボロネーゼにある本社に併設されたランボルギーニ・ミュージアムに今も展示されており、我々は先週、トリジェネレーション・システムを導入したランボルギーニの新工場のオープニングに合わせて現地へ行った際、なめ回さんばかり見て来たばかりだが、実走行できる車両はコレクターに売却されていた。そして今回、米ニューヨーク州マンハッタンで行われるRMサザビーズ主催のオークションに出品されることが判明したというわけだ。

RMサザビーズは、落札価格を240万ドルから300万ドル(約2億9,600万~3億7,000万円)と予想しているが、このモデルの希少性を考えると、それ以上の値が付いても不思議ではない。なぜなら、2013年に創業50周年記念モデルとして発表された超弩級のスーパーカー「ヴェネーノ」も非常に希少性が高く、販売価格はそれ以上だったが、クーペとロードスターの両モデル併せて計13台が生産されている。そのため、この世に1台しか存在しない走行可能なコンセプトSは、2008年に米オークションサイト「eBay」で落札された「レヴェントン」の250万ドル(当時の為替レートで約2億5,800万円)を上回る、ランボルギーニ車の史上最高落札価格を更新する可能性があると米コレクター情報メディア『Sports Car Market』は伝えている。「ムルシエラゴ」をよりドラマチックなデザインに仕立てたレヴェントンは「アヴェンタドール」の予兆となった限定モデルで、21台が生産されている。たった1台のコンセプトSを、コレクター達は一体いくらで落札しようとするだろうか。





By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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