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ここのところ、続々とハーレーダビッドソンのディーラーがリニューアルをしている。それは今までの街のバイク屋さん、というよりも銀座や青山に立ち並ぶブティックさながら。解りやすい看板に、ハーレーの世界観をこれでもかと訴えてくる外観。ハーレーに浸れる空間になっている。

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以前、ディズニーリゾートで有名なフロリダ半島を訪れた際に、オーランドやデイトナ、マイアミのハーレーショップに立ち寄ったことがある。そこはまるでアミューズメントパークのようで、広い駐車場に大きな店舗。日本で例えたらIKEYAやアウトレットパークのような感じで、アメリカならではの巨大な土地を生かした巨大な店舗ばかり! 広い駐車場にはテーブルや椅子やベンチが設置されていて、ライダー同士でくつろいでいたり、試乗したり、買い物や用事がなくても遊びにきました〜。という感じで、日本に良くあるバイク屋とはイメージが全く違う。これはちょっとしたカルチャーショックだった。まさに、フリーダム。アメリカで生まれたハーレーならではの世界が広がっていた。

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そして、日本全国にある123店舗のハーレーダビッドソンのショップが、そんなアメリカのショップ同様に変貌を遂げている。日本人のハーレーダビッドソンの保有台数が20万台を超え、ショップ各々に独自の個性を持たせ、新たに"自由を手に入れる場所"として生まれ変わっているのだ。そのコンセプトは「バイクというジャンルにこだわらない、一線を画す」場所をつくること。海外から専門のデザイナーが来日し、ショップと相談しながらデザインを決めていくため、ハーレーダビッドソンという世界観も統一される。

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デザインの要素としては、煉瓦造りなど、古き良きアメリカを表現した「ヘリテイジ」、鉄馬のイメージをフューチャーした「インダストリアル」、アメリカの大自然をイメージさせる「エクスペリエンス」という3つのおおよそのイメージが用意されており、そこにショップの個性をプラスして、店のコンセプトとデザインが決まる。このことによって、それぞれの個性が生まれ、どこに行っても同じショップが無いという状態に。例えば、音楽好きという個性を生かしライブが出来る環境を設置したり、街の中に溶け込みながらかつ主張のある石畳の外装であったり、ブティックのようにアパレルを全面的に押し出した配置になっていたりなど、見ただけでワクワクするような、一歩踏み入れてみたいと思わせるショップばかりだ。あのアメリカで出会ったショップのように、「ハーレーっていいな」とハーレー乗りじゃなくても思ってしまうような、魅力的な要素がたくさん詰まっている。

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さらに、もうひとつの特徴がサービスのフロントを、きちんと別に設けているということ。これは、ハーレーという特別な車両を所持しているという、ユーザーの満足度を高めるためだ。
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そんなハーレーのショップを体感すべく、今回は2月にオープンしたばかりの「ハーレーダビッドソン三鷹」にお邪魔した。味の素スタジアムに程近い、東八道路沿いに位置する大型店舗だ。デザインはインダストリアルなダークグレイのイメージに、木のぬくもりをプラスした空間。

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カスタムパーツを実際に体験して選べるコーナーや、車載ステレオの体感コーナーなどが用意されている、光が差し込む心地の良い店内だ。店長の八木さん曰く「ディスプレイしているアパレルを見て、バイク乗りじゃ無い人も気軽に入ってくれるようになりました。」と、今までとは違う客層が訪れるようになったそうで、週末には100人も訪れたりと好調な滑り出しのようだ。また「味の素スタジアムが近くにあるので、将来的には東京オリンピックが開催されたら、外国人の観光客の方も多く訪れていただけるように充実させていきたいですね。」と今後の展望も語っていた。

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そう、バイク乗りじゃ無くても足を踏み入れられるバイク屋。こんな、"ハーレー屋"という、ジャンルにとらわれない店舗のありかたは、今後バイク業界でも増えてきそうな予感がする。
実際に最近では、日本の流行の発信地とも言われるエリア<原宿>にバイクのある生活を提案する新しいスタイルのショップが続々オープンしている。「Deus ex Machina HARAJYUKU」、「ドゥカティ スクランブラー 原宿」、「KTM Cafe」、さらに7月にはMotoGPライダー、ヴァレンティーノ・ロッシのお店「VR46 STORE TOKYO」がオープンする予定だ。これらに共通するのは、バイクに乗っていなくても入ってみたいと思わせるショップだということ。

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ファッションの世界では、バイカーズスタイルとか、ライダースジャケットとか、ライダーのイメージからインスピレーションを受けたアイテムが数多く存在し、流行として幾度となく登場している。そういった意味でも、バイク乗りじゃなくてもバイクメーカーが手掛けるグッズやアパレルはファッション性の高いモノがあり、バイク乗りじゃなくても欲しいと思わせる力がある。

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ファッション係数の高い人たちには需要があるハズなのだ。バイク乗りからしたら、メーカーのグッズは愛車への愛の証であったり、このメーカーのバイク乗りです! とアピールするのにも一役かってくれる。さらには、ライダーの身体もバイクの一部となり、乗っている姿そのものがバイクのイメージに繋がってしまうこともある。なので、メーカーのアイテムは、愛車のイメージに違いモノが用意されているので、何も考えずに購入出来る、というのも便利だったりするのだ。だから、自分の愛車以外のメーカーのグッズを身につけるのは、ちょっと違う......。と思ってしまうかもしれないが、ファッションとしてとらえると、そんなのは関係が無いこと。

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これまでは、バイク乗りしか知らなかった、さらには、バイク屋に行かないと手に入らなかったグッズが、誰にでも手に入れる事ができるようになったというのは、バイクの世界観を多くの人に知ってもらえる、ライダーのかっこよさがさまざまなライフスタイルを持つ人たちに伝わるという意味でも、バイク乗りとしては嬉しいことだ。これらも、ブランド力を生かしたハーレーのショップデザインのコンセプトに通じるものがある。
現在リニューアルが済んでいるハーレーダビッドソンの店舗は約50軒。今後、どんな個性的なショップがリニューアルオープンしていくのか注目していきたい。

■ハーレーダビッドソンジャパン 公式サイト
http://www.harley-davidson.com/content/h-d/ja_JP/home.html

■ハーレーダビッドソンジャパンFacebookページ

https://www.facebook.com/HarleyDavidsonJPN?fref=ts