【レポート】新生フィスカー、2016年中ごろに「カルマ」の生産を再開
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ゆっくりとだが、一歩ずつ着実に再出発の準備を進めているフィスカー本社を置く米カリフォルニア州コスタメサと新工場の建設が予定されている同州モレノバレーが、にわかに騒がしくなってきた。同社は新型カルマの発売時期について今まで口を閉ざしていたが、ここに来てようやく先が見えてきたのだ。フィスカーのチーフ・マーケティング・オフィサー、ジェイムズ・テイラー氏が地元紙『The Orange County Register』のインタビューに答えたところによると、新生フィスカーは2016年のおそらく中頃に生産の再開を計画しているという。残念ながら、テイラー氏はこれ以上の具体的な時期については言及しておらず、「再開する日付は明言しないが、待っていて欲しい」と同紙に語っている。

フィスカーは、実際に車両の生産を再開する前に、更なる雇用を計画している。本社には現在、新しい経営陣を含む200人の社員がおり、これを増員​する形だ。カルマが当初に製造委託されていたフィンランドのヴァルメトにある工場とは対照的に、カリフォルニアに新設される約5万1,600㎡の新工場では新規雇用される150人の従業員が働くことになるという。

カルマの生産再開は既に計画から遅れを取っており、車両の変更点に関する詳細はまだ明らかになっていない。エンジニアリング・チームは、売れ残ったカルマのオリジナル・モデル150台のうち、数台をテスト・プラットフォームとして再利用し、そのために特注のソフトウェアを開発していると先述の『The Orange County Register』紙は伝えている。フィスカーと同じく現在は中国企業の万向集団の傘下にある先進電池メーカー「A123システムズ」が、以前にリコール問題を起こしたバッテリーパックとは異なる性質の新型バッテリーパックを供給するという報道もある。スタイリングは当初のモデルに酷似していると噂され、エクステンデッド・レンジEV(航続距離延長機能付き電気自動車)と呼ばれるプラグイン・ハイブリッドであることは変わりないとのことだ。

十分な人材の確保、エンジニアリングの完了、生産の準備を整えたら、次の大きな課題は実際に新型カルマを売ることだ。フィスカーは今もなお、販売網の拡大が必須となっているが、全米各地で展開している旧モデルの修理サービスが、その足掛かりになる可能性もある。



By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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