皆さんはオートリブというスウェーデンの会社をご存知だろうか? シートベルトからナイトビジョン・システムまで、様々な自動車の安全装備を開発・販売している同社は、現在「トリチェリ・ブレーキ」と呼ばれる革新的な装置の実験・開発を行っている。果たしてそれがどんなものか、映像と併せてご紹介しよう。

トリチェリとは、17世紀に水銀気圧計を発明したと言われているイタリアの物理学者、エヴァンジェリスタ・トリチェリのこと。その名を冠したトリチェリ・ブレーキは、クルマが衝突する直前に、ドライバーがブレーキの性能を最大限に使うことができない場合、補助的な制動力をもたらす、自動緊急ブレーキング・システムだ。0.3㎡のバキュームプレートが車両の下部から0.1秒で発動し、15,000ニュートン(約1,530 kgf)もの吸引力で路面に吸着するという。

オートリブによると、70km/h以下で走行している場合、このシステムを使えば制動距離を40%縮めることができるそうだ。同社ではこのシステムを、主に都市部における不注意な子供や自転車の飛び出しに対処するためのものと考えており、70km/h以下の速度で有効性を発揮するように設計されているという。それ以上の速度で走行している場合、システムは作動しない。現在は、自動車メーカー各社にシステムを紹介して、反応を見ているところだという。

それでは、どことなく『ターミネーター:新起動/ジェニシス』や『原始家族フリントストーン』に出てきそうなトリチェリ・ブレーキの効果を映像で見てみよう。詳細はプレスリリース(英語)をどうぞ。




By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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