日産が米国に導入した「パスファインダー ハイブリッド」、わずか2年で販売終了に
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日産は、ハイブリッドSUV「パスファインダー ハイブリッド」を、米国市場における2016年モデルイヤーのラインアップから除外する方針を打ち出した。同モデルは電気モーターのアシストを備えたSUVとして2013年後半にデビューしたばかりだったが、販売が伸びることはなく、路上でもあまり見かけることはなかった。

北米日産プロダクト・コミュニケーション部門責任者のダン・ベドア氏は、Autoblogの取材に対し「パスファインダー ハイブリッドは米国における2016年モデルイヤーを設定しません。市街地20mpg(8.5km/L)、高速道路27mpg(11.5km/L)というクラス最高燃費を達成した3.5リッターV6エンジン搭載モデルのパスファインダーに重点を置きます」と答え、さらに「ガソリンと電気によるハイブリッド・パワートレインの今後の導入については、現時点において日産からの発表はありません」と述べた。

実際のところ、日産はパスファインダー ハイブリッドの生産を1月に終了している。「パスファインダーの販売のうち、このハイブリッド版が好調だったことは一度もなかった」とベドア氏は米自動車メディア『Automotive News』に語っている。スーパーチャージャー付き2.5リッター4気筒エンジンと20hpの電気モーターを組み合わせたハイブリッド版は、V6版と比べて価格が高いわりに、EPA複合燃費が3~4mpg(1.3~1.7km/L)程度しか優れていない。顧客の心を掴むことが出来なかったのだろう。しかし、ハイブリッド版以外の2バージョンは残ることから、パスファインダーの売れ行きは悪くないとみえる。今年6月までで前年比4.9%アップの4万1,938台が販売されている。

パスファインダーよりもラグジュアリーなSUV、インフィニティ「QX60 ハイブリッド」の将来もあまり明るくなさそうだ。インフィニティ広報担当のカイル・ベイズモア氏が、Autoblog編集者に語ったところによると、「QX60 ハイブリッドは米国ではいくつかの販売店で取り扱いを続けていますが、現在、力を注いでいるのはQX60の3.5リッターモデルです」とのこと。しかし、QX60はテネシー州スマーナの工場で生産が継続しており、中国やメキシコに輸出されている。ベイズモア氏によれば「米国での需要が高まった場合に生産能力を上げる準備はできている」そうだ。QX60全体の米国での販売台数は前年比で14%伸びている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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