【レポート】米ではガソリン価格の下落を受け、707馬力の「ヘルキャット」エンジンが増産へ
7月4日に米国が239回目の独立記念日を祝っていた頃、ガソリン価格の下落と共にダッジの「ヘルキャット」エンジンが増産されるというめでたいニュースが入って来た。

大きくてうるさくて最もアメリカらしい(製造地はメキシコではあるが...)、最高出力707hpの6.2リッター・スーパーチャージャー付きV8ヘミ・エンジンは、需要が高まっていることを受けて、増産されることが決まった。この背景には、ここ5年間高止まりしていたガソリン価格が下がっていることが大きく関係している。

メキシコのサルティーヨ・エンジン工場では、「チャレンジャー」と「チャージャー」向けの「ヘルキャット」エンジンが既に年間4,000基製造されている(その他に2.4リッターL4タイガーシャーク・エンジンや、5.7リッターV8ヘミ・エンジン、SRTの6.4リッターV8ヘミ・エンジンも製造)。増産される具体的な数字は明らかにされていないが、フィアット・クライスラー・オートモービルズがそれほど急にエンジンを製造することは出来ないということは分かっている。

『Automotive News』の取材によると、ダッジとSRT部門のティム・クニスキスCEOは「2016年に向けて(ヘルキャットモデルを)増産する予定だ。全体の売り上げに占める割合は少ないが、他のラインナップにかなりハロー効果をもたらしている。例えば、次に人気の高い「チャレンジャー スキャットパック」は供給のめどが立っておらず、売り切れ状態だ」と語っている。

前述のように今回の増産の背景には、この夏のガソリン価格が下がっているという同じくらい喜ばしい事実が関係している。米エネルギー情報管理局によると、米国全域における燃料価格の平均値は、今年6月の段階で、1ガロンあたり2.885ドルだった(以下のグラフ参照)。今年1月から2月にかけての異常な価格下落(この時は2009年5月以来の安値)を除外すると、この価格は2010年10月以来の安値となっている。米国でクルマ好きになるには今が絶好機といえるだろう。


US Energy Information Agency average fuel prices

By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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