F1ストラテジー・グループの提案で、見応えのあるレースが復活するか!?
F1は長い間、"モータースポーツの最高峰"と言われてきたが、最近ではファンからの評価が芳しくないようだ。米の経済誌『フォーブス』の記事を引用したCNNのレポートは、2014年にF1のテレビ観戦者数が2,500万人も減少したと伝えている。この年、エンジンのレギュレーションが自然吸気V型8気筒からV型6気筒ターボに変更されたことは偶然の一致ではないだろう。この変更は、各チームのマシンから聞こえるサウンドが、レーシングカーというより掃除機のような音になってしまうという負の影響をもたらしたのだ。

とはいえ、観戦者数減少の原因はエンジン音だけではない。グランプリ・ドライバー協会が行なったアンケートの結果によると、ファンはコース上で行われるアクションが退屈だと感じているようだ。そこでF1のトップチームなどで構成されるF1ストラテジー・グループは、その問題のいくつかだけでも改善して観戦者の興味を取り戻そうと、多岐にわたる提案を出した。

中でも最も早く変更が実施されるのが、新規参入したエンジン・メーカーに対する初年度の救済措置だ。これによりホンダは、ドライバーに付きエンジン1基を追加で使用できることになる。また、エンジン音の問題を解消するために、マシンの排気システムを再設計することについても協議され、パワーユニットに関するペナルティの見直しも検討されている。またドライバー自身の技量がより明確に発揮されるよう、8月23日に行われるベルギーGPから、特にスタート時におけるアシストや無線によるコーチングが規制される。さらに2016年に向けてタイヤコンパウンドの選択が自由になり、2017年からは、よりアグレッシブな外観のマシンになるという。

ルールブックに対するこれらの推奨案や改定案は、誰もが望んでいるような見応えのあるレースを実現するための適切なステップと言えるだろう。ただし、実際に適用されるには、F1コミッションとFIA世界モータースポーツ評議会の承認が必要となる。


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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