【ビデオ】進化して洗練された新型「フィアット500」発表!
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1957年の7月4日は、イタリアの国民車として知られる2代目「フィアット500(ヌォーバ・チンクエチェント)」が発表された記念日。ということで、それから58年後の同じ日にお披露目を予定している新型フィアット500の画像と概要が、その前日に公開された。

今回発表された"新型"は、約20年もの長寿命を誇った初代、2代目に敬意を表したのか、一部で噂されたフルモデルチェンジではなく、2007年に登場した3代目フィアット500(「チンクエチェント」という車名で数えれば実は4代目に当たるが...)に改良を施したモデル。フィアットによれば「サイズを拡大せず、新しいテクノロジーとエンジン、そしてカスタマイゼーションのアイディアを採用し、このアイコン的存在のモデルをさらに名車とすべく、進化させ洗練させた」とのこと。





文字通り若干の"フェイスリフト"が施されたエクステリアは、新しいヘッドライトと、フィアット500のロゴの「0」をモチーフにしたというLEDデイタイム・ランニング・ライトが装備され、ボディ・パネルを囲むようなテールライトもずいぶんモダンなデザインに変更された。ボディ・カラーには「パステル・ロッソ・コラッロ」と「メタリック・ボルドー・オペラ」という2種類の新色を追加。さらに「セカンド・スキン」と呼ばれるボディのウエスト・ラインから上に貼る様々なグラフィックが用意されている。クロームのサイド・プロテクションバーや、マッド・ブラックにダイヤモンド切削加工を施した16インチ・ホイールなど、オプションも豊富だ。



インテリアは、ダッシュボードにフィアット・クライスラー・オートモービルズのインフォテイメント・システム「Uconnect」のスクリーンが搭載され、物入れも追加された。ステアリング・ホイールはクロームの飾りが付いた新デザインとなり、シート表皮も「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ばれるチェックのファブリックなど、新たなデザインや素材が採用されている。メーター・パネルに内蔵された7インチTFTディスプレイや、フラウ社製レザー・シートはオプションで選択可能(トリムによる)。全部で1,800箇所を超える改良が施されたというが、目立った点はそのくらいだろうか。



欧州仕様のエンジンは、最高出力85hpと105hpの0.9リッター直列2気筒「ツインエア」を筆頭に、69hpの1.2リッター直列4気筒のガソリンとバイフューエル(LPG&ガソリン)、95hpの1.3リッター直列4気筒「マルチジェット II」ディーゼルが用意され、さらに一部の市場では65hpに抑えた0.9リッターのツインエアと、100hpを発生する1.4リッター直列4気筒ガソリン・ユニットの設定もあるという。1.2リッターのガソリンと1.3リッターのディーゼル・エンジンには、初採用の小型オルタネーターや14または15インチの低転がり抵抗タイヤ、そして専用エアロダイナミクスを備えることで燃費を向上させた「エコ」仕様も遅れて追加されるという。従来と同様に駆動方式は前輪駆動のみで、トランスミッションは5速または6速MTのほか、「デュアロジック」と呼ばれる乾式シングル・クラッチ式ATが選べる。



これまで通り、標準的なハッチバックと電動開閉式ソフトトップを備える「500C」がラインアップされ、発売時にはそれぞれ3種類のトリムグレードが設定される。エントリー・グレードの「Pop」は「Uconnect Radio」インフォテイメント・システムと6個のスピーカー、LEDデイタイム・ランニング・ライトなどが標準装備。それらに加えて「Popstar」にはクローム仕上げされたミラーカバーとヴィンテージ・スタイルのハブキャップが装備される。最上級グレードの「Lounge」になると、パノラミック・グラス・サンルーフ、15インチ・アロイ・ホイール、クロームメッキされたフロント・グリルなどが付き、スマートフォン接続機能付き「Uconnect Radio 5" LIVE」や、レザー巻きステアリング・ホイールにアップグレードされる。



まったくのニュー・モデルを期待していた方は肩すかしを食らったかも知れないが、評判の良い現行デザインが大きく変わらず、熟成が進んだことを喜ばしく思う方もいるだろう。何より、このサイズのままもうしばらく販売されると聞いて安心した方は、決して少なくないのではあるまいか。日本市場導入を楽しみに待ちながら、まずは画像とビデオで、リフレッシュされたチンクエチェントをご覧いただきたい。






By Hirokazu Kusakabe

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