ヴァージン・レーシングとシトロエンのDSブランドがタッグを組んでフォーミュラEに参戦!
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自動車メーカー各社は現在、FIAフォーミュラE選手権に関与する意義を発見しつつある。既にこの電気自動車によるレース・シリーズでチームをサポートしているルノーアウディも、そうした各社の動きには大いに注目しているところ。そんな中、新たに参加を決めたのがPSAプジョーシトロエンだ。

PSAはフォーミョラEの2015-2016年シーズンに向けて、リチャード・ブランソン氏が支援するヴァージン・レーシングとのパートナーシップ締結を発表した。プジョーとシトロエンは共にレースにおける長い歴史を持つが、PSAはこのチャンスを同社傘下の新ブランド、「DS」に託したようだ。DSブランドは、シトロエンからのプレミアムなスピンオフということで、2014年にPSA傘下で独自のブランドとして独立。シトロエンのモータースポーツ部門であるシトロエン・レーシングを実働部隊として、コンパクト・ハッチバックの「DS3」でWRC(世界ラリー選手権)に参戦した実績もある。

この発表の際、ブランソン氏とDSブランドCEOのイヴ・ボンヌフォン氏は、パートナーシップ締結によるブランド構築と電気自動車のレースシリーズ参戦への期待感について語った。しかし、技術提携の詳細については明言せず、DSは「DS パフォーマンス」と名付けられたモータースポーツ部門を通じ「レーシングカーの研究開発における高い専門知識を寄与し、レースでの経験、設計など総合的な専門知識を、最高のレース戦闘能力とその先にある勝利のためにヴァージン・レーシング・エンジニアリングとともに追求していく」と発表するに留まった。

フォーミュラE初年度となる今シーズンは、改造などが認められていない規定のレース用マシン「スパーク・ルノーSRT_01E」によるワンメイク・レースとして行われていたが、来シーズンからは各チームや技術パートナーに各種コンポーネントの開発、製造が認められるようになるなど、少しずつレギュレーションが解放されつつある。

PSAのエントリーについては、その形式はさておき、PSAのCEOであるカルロス・タバレス氏が直接プッシュしているらしい。同氏はかつてルノーのナンバー2であり、ルノーのフォーミュラEシリーズ参入を後押ししてきた人物だとされている。ルノーはこのシリーズ初年度に、全てのチームが使用するパワートレインを供給し、またe.dams ルノー・チームをサポートしている。

ヴァージン・レーシングはというと、フォーミュラEの前はF1に参戦していた。2010年に初参戦し、翌年からロシアのスポーツカーメーカー、マルシャ・モーターズとタッグを組んでいたが、1年限りで解消。チーム株式をマルシャに売却して所有権が移ったが、マルシャF1チームは経営難により昨シーズン末のレースを欠場した。その後、チームの存続が危ぶまれたものの、マノー・マルシャとして復活している。だが、成績は芳しいとはいえず、6年間の活動期間で獲得したポイントは、2014年の第6戦モナコGPジュール・ビアンキが9位入賞を果たしたときの2ポイントのみ。一方、現在のヴァージン・レーシングはフォーミュラEにツキがあったようで、第2戦マレーシアGPでサム・バードが優勝を果たしている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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