【レポート】メルセデス・ベンツの重役が「Rクラス」の復活を示唆
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メルセデス・ベンツ「Rクラス」のような、3列シートのSUVとミニバンを掛け合わせたラグジュアリー・モデルを販売することは、とても合理的な車種展開とは思えない。しかもあのモデルには高性能なAMGバージョンまであったのだから、なおさら理解に苦しむというものだ。ところが、メルセデス・ベンツの重役の一人は、Rクラスのコンセプトがまったく的外れだったとは思っていないようで、今こそ同様のモデルで再挑戦すべき時だと考えているらしい。

メルセデスのSUVとスポーツカー部門を管理するバイスプレジントのウルフ・ディーター・クルツ氏は、現在人気が高いクロスオーバーが将来の主力車種になる可能性があると考えているそうだ。同氏の意見では、クロスオーバーには多様なデザインの可能性があるという。

オーストラリアの自動車情報サイト『CarAdvice』によれば、クルツ氏は「過去にRクラスという製品ラインが存在したが、どうやら時代を先取りし過ぎたようだ。Rクラスは現在も中国で順調に販売されており、年間1万2,000台~1万4,000台の売り上げがある」と、先日行われた「GLEクラス」と「GLEクーペ」の発表会で述べたという。ちなみに現在、Rクラスの生産は委託契約を結んだ米AMゼネラルが行っており、それを米国外に輸出している

『CarAdvice』によれば、さらにクルツ氏は、ニッチな市場に投入できる新モデルを提案したという。「例えば、オンロード向きで、広々とした車内スペースを持ち、しかしステーションワゴンではないクルマ。将来において、間違いなく興味深いセグメントとなるはずだ」と語ったそうだ。彼のアイディアは、ワゴンとSUVを足したようなクルマ、つまり現行のスバル「アウトバック」や昔のRクラスとあまり変わらない物にも聞こえるのだが。

Rクラスのコンセプトをリバイバルさせる上でネックとなるのは、同社にはすでに数多くのクロスオーバーが存在するということだ。「GLAクラス」に「GLCクラス」、「GLEクラス」、今年後半にデビュー予定の「GLSクラス」と各サイズが揃っており、しかも中にはそのクーペ版まで用意されているクラスもある。この上、さらにRクラスのようなクルマが果たして必要だろうか...?


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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