ル・マンで優勝したポルシェ「956」がオークションに出品!
モータースポーツの歴史の一端を我が物にしたいと願うコレクターにとって、今年8月の米カリフォルニア州モントレー行きは外せない。ル・マン24時間レースの優勝マシン(上の画像)が、そこで行われる米大手オークション会社グッディング&カンパニー主催のオークションに登場するからだ。

グループC時代を飾る名車の1台であるこの1982年製ポルシェ「956」は、1983年にル・マン24時間レースで総合優勝を遂げたマシンだ。ポルシェは今年の6月14日に、この歴史的なフランスの耐久レースの舞台、サルト・サーキットで歴代最多優勝回数を17に伸ばしたばかりだが、このときの勝利は8回目にあたる。

今回の出品される車両は、たった10台しか製造されていない956のシャシー#003で、ロスマンズ・カラーと非の打ちどころのない戦績に彩られている。1982年のル・マンでデビュー戦に臨んだ際は、ロスマンズ・カラーに塗られたもう1台の956に次ぐ2位だったが、その後に戦った4つのレースで次々と勝利。翌年のル・マンで2台の956は表彰台の位置が入れ替わり、モータースポーツの歴史に刻み込まれた。

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスへの"出走"準備を整えたこの956は、落札価格が700万~900万ドル(約8億6,500万~11億1,000万円)になると予想される。米コレクター情報メディア『Sports Car Market』 のデータベースによると、これまでにオークションで落札された最も貴重なポルシェは、3年前のモントレーでコレクターカー専門オークション会社メカム・オークションズが売却した1972年製ポルシェ「917/10スパイダー」(カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ優勝マシン)で、落札価格は583万ドル(約7億2,000万円)だった。歴史的に大きな意味を持つ956の落札予想価格はそれを大きく上回ることになる。

さらに今回の落札価格は、昨年のパリでRMオークションに出品された別のロスマンズ・ポルシェで、1982年のル・マンで1-2-3フィニッシュを決めた3位のマシンである# 004の落札価格235万2,000ユーロ(約3億2,500万円)を、大幅に超えることが予想される。実は、956のシャシー#003は2007年にもオークションに出品されたのだが、入札価格が200万ドル(約2億5,000万円)をつけたものの最低落札価格に達しなかったため、取引不成立に終わっている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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