FCAのマルキオンネCEO、新たな合併候補を模索中
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)セルジオ・マルキオンネCEOが手掛ける合併計画に続報が入った。ゼネラルモーターズ(GM)メアリー・バーラCEOに合併を打診して拒まれたのはまだ記憶に新しいが、現在もマルキオンネ氏は新たな候補先を探しているという。

FCAはGMとの合併を諦めてはいないようだが、他社の候補を検討しないというわけではない。マルキオンネ氏は"プランB"(代替案)として複数の大手自動車メーカーに目を向けており、その中にはフォルクスワーゲン グループや、マツダホンダスズキヒュンダイといったより小規模のアジアの自動車メーカーも含まれている。フランスを拠点とするPSAプジョー・シトロエン・グループが、比較的規模が小さいことから"最後の頼みの綱"になるかもしれないと金融情報メディア『Bloomberg』が報じているが、その情報元は明らかにされていない。

当然、各候補にはそれぞれ問題がある。『Bloomberg』によれば、フォルクスワーゲン(VW)なら合併すれば完全に主導権を握ろうとするだろうが、FCAの主要株主であるアニエッリ一族は同社の経営から手を引くつもりはないようだ。それに何より、VW側に合併の意志は今のところない。

一方、マツダはトヨタとの新たな業務提携を目指して5月に合意したばかりだし、スズキの筆頭株主は今のところまだVWだ。ホンダとヒュンダイは、欧米の自動車メーカーとの提携に関心を示したことは一度もない。そうなると、残るはPSAプジョー・シトロエン・グループということになるが、こちらも見込みは薄いと思われる。

なぜなら、PSAプジョー・シトロエン・グループのカルロス・タバレスCEOは、現在も経営再建計画に取り組んでおり、達成までにはさらに最低6カ月は必要だろう。FCAとの合併について検討するとしてもその後になる。もっとも、これまでにタバレス氏が合併を考えているとほのめかしたことはないと『Bloomberg』は報じている。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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