【レポート】ローワン・アトキンソン氏のマクラーレン「F1」、約15億円(推定)で売却か?
「マクラーレン F1」は、1990年代にプロトタイプとレースカーを含めても100台強しか製造されなかった伝説的スーパーカーで、所有する人も数少ない。"Mr.ビーン"役で有名な英俳優のローワン・アトキンソン氏は、その中でも特によく知られたオーナーであったが、英国で最近報じられたところによると、同氏がその愛車のマクラーレン F1を売却したという。

アトキンソン氏がマクラーレン F1を購入した1997年当時、まだ新車で販売されていたこのクルマには54万ポンド(約1億円)という価格が付けられていた。同氏はそれ以来20年弱にわたって定期的にこのF1を運転し、走行距離計の数字は約4万1,000マイル(約6万6,000km)を刻んだ。その間に2回、衝突事故を起こしており、2011年に起こした2度目の事故ではクルマが大破し、同氏の加入していた保険会社が修復費用として約140万ドル(約1億7,000万円)を支払ったと報じられている。

マクラーレン F1の価値が高騰していることを受け、アトキンソン氏は今年初めに愛車のF1を売りに出した。委託を受けたのは、クラシックカーやスーパーカーを扱うロンドンのディーラー、Taylor & Crawley。同社代表のデヴィッド・クラーク氏は、マクラーレンの営業部長時代にアトキンソン氏にそのF1を販売した本人だという。今回の最終的な取引価格は公表されていないが、当初の希望価格は800万ポンド(約15億2,000万円)であった。そしてこのF1は、アトキンソン氏のように頻繁に同車を運転するであろう同じ英国の愛好家に売却されたそうだ。

このように価格が一般的に公表されない私的取引ではあるものの、今回のアトキンソン氏のF1売却額は、このアイコン的スーパーカーが今までにオークションで落札された最高価格を上回っている可能性もありそうだ。コレクター向けメディア『Sports Car Market』によれば、マクラーレンF1の過去最高落札価格が記録されたのは、2013年に米大手競売会社グッディング&カンパニーが主催したペブルビーチ・オークションで、850万ドル弱(約10億4,000万円弱)という価格で落札されている。なお、翌2014年に開催された同オークションには、走行距離僅か1,617kmという新車同様コンディションのマクラーレン F1が出品され、1,200万~1,400万ドル(約15億〜17億円)という高い落札予想価格が付けられたが、成約には至らなかった。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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