新生TVRの新モデルは、ゴードン・マーレイ氏が設計を手掛け、コスワース製エンジンを搭載へ
これまでに消えていった英国のスポーツカー・メーカーの中で、TVRほど復活を望まれたメーカーは少ないだろう。幸いにも同社の再建計画は動き出しており、強力なパートナーを得て、今度こそ完全に復活できそうだ。

TVRは、2004年に発売した「サガリス」と「タイフーン」以来初となる新モデルの設計を、ゴードン・マーレイ氏率いるゴードン・マーレイ・デザインに依頼した。南アフリカ出身のマーレイ氏は、かつて好成績を収めた数々のF1マシンを設計し、後にあの伝説的なロードカー、マクラーレン「F1」を手掛けたことで有名なデザイナーだ。彼はまた、ライトカーカンパニーの異色ロードカー「ロケット」を設計し、現在は独自のシティカー・プロジェクトにも取り組んでいる。

新モデルにはゴードン・マーレイ・デザイン独自の「iStream」と呼ばれる製造技術も取り入れられ、車体には軽量かつ高強度を実現する複合材料が用いられる予定。そして、この新モデルに協力するビッグネームはマーレイ氏だけではない。英老舗エンジン・メーカーのコスワースも、パワートレーンの開発を担うためTVRと契約した。仕様の詳細は年内に発表される予定だが、新モデルが以前のラインナップに引けを取らない、その信条を受け継ぐスポーツカーになることを、TVRは約束している。つまり、ドライサンプ式潤滑システムの自然吸気V8エンジンをフロントに搭載し、伝統的なマニュアル・トランスミッションを介して後輪を駆動する、2人乗りのクーペまたはコンバーティブルになるそうだ。

この最初の新モデルは2017年に生産が開始され、今後10年間でさらに3モデルが追加される予定だという。ここで気になってくるのは、これら新モデルが米国へ輸出されるかどうかだ。

「生産開始当初は英国市場をターゲットとし、右ハンドルの車両のみが製造されます」と、米Autoblogの取材に対しTVRのスポークスマンは語った。「しかし、輸出向けに左ハンドルの車両を開発する計画もあり、それが容易に進められるような設計にもなっています(海外市場向けの衝突試験も考慮されているとのこと)。また、TVRは北米を海外の重要市場と認識しており、将来北米で販売するため、あらゆる可能性を探っていく所存です」とのことだ。右ハンドルのまま販売できる日本市場での復活も期待したいところ。今回の発表について詳しく知りたい方は、公式サイトプレスリリース(英語)をご覧いただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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