FCAのマルキオンネCEO、企業統合を再び呼びかける
セルジオ・マルキオンネ氏は単に企業統合の火をあちこちで焚き付けているだけではない。自動車業界には統合が必要なのだと熱心に唱えているのである。彼はあと数年のうちに大きな統合合併が起こるだろうと確信しているようだ。

「2018年までに大きな企業統合があるのは間違いありません。あくまで個人的な意見ですよ、私の勘ですが」と同氏は言う。「間違いない」と「勘」という言葉はそれぞれの確信の度合いにかなりの差がある表現だが、このような発言をする背景には、何らかの切迫した取引が行われているという情報が、業界内の一部に流れているのだろう。

マルキオンネ氏はフィアットクライスラー・オートモービルズ(FCA)の合併劇の立役者であり、現在は同社の最高経営責任者(CEO)である。そしてまた、自動車業界の大手メーカーが抱えるムダとコストを削減するために、新たな統合合併を推進しているのだ。

マルキオンネ氏がどの会社とこのような統合合併を見据えているのかはまだ謎だ。GMとの合併を同社のメアリー・バーラCEOに打診して、拒否されたというニュースは記憶に新しい。

ただ、この業界での企業統合に積極的な態度をとっているのは、イタリア生まれのカナダ人であるマルキオンネ氏だけではない。オペルのカールトーマス・ノイマンCEOはこう語っている。「マルキオンネ氏の持論は原則的には正しい考え方です。他業種なら1度で済むことを自動車業界は10回もやっていますからね」 大手自動車メーカーを統合することによって、表面的ではあるが、このようなムダを減らせるということである。

GMが経営破たん後、自社ブランドを整理していた頃、マルキオンネ氏はFCAがオペルと合併しようと動いた際にも関与していたとされている。結局GMはその欧州部門であるオペルを傘下に残している。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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