【レポート】「R8」や「ウラカン」にツイン・チャージャー5気筒エンジン搭載の可能性!?
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昨今の自動車界では、エンジンの排気量を縮小して過給機を付けることが大きなトレンドとなっている。この手段なら、排出ガスと燃料消費を抑えながらパワーを維持できる(可能性が高い)からだ。すでに4気筒ターボ・エンジンを搭載するフォード「マスタング」シボレー「カマロ」といったパフォーマンスカーにもこの傾向は浸透し、おそらくポルシェも次期モデルに採用すると見られている。さらにこの動きは、ランボルギーニウラカン」やアウディR8」にまで広がるかも知れない。

その目的は中国市場における販売対策だ。市場の成長は下降気味とはいえ、依然として販売台数で見れば大きな市場であることは間違いない。米国の自動車情報誌『Car and Driver』のブログによると、中国の自動車税は排気量によって決められており、4.0リッター以上は2013年3月から40%も引き上げられたという。

つまり、R8やウラカンにダウンサイジングしたエンジンとターボを搭載することは、少しでも売りやすくしようとする策でもある。前述の『Car and Driver』は、そのパワートレインが、コンセプトカー「アウディ TT クラブスポーツ ターボ」に搭載された電動ターボ付き2.5リッター直列5気筒ツイン・チャージャーになるのではないかと推測している。アウディが開発したこの電動ターボは、48Vの電装システムとリチウム電池を装備しており、プロトタイプでは最高出力600hp、最大トルク66.2kgmを発揮するという。このエンジンは「R8 V10 プラス」やランボルギーニに搭載される5.2リッターのV10エンジンに比べると若干馬力は劣るが、最大トルクは上回る。

ツイン・チャージャーに理論的な問題はなさそうだが、実際に発売されるまでにはまだ時間が掛かりそうだ。。『Car and Driver』によれば、クワトロ社で開発部門のトップを務めるステファン・レール氏は、ツイン・チャージャーの5気筒エンジンを搭載するR8の開発について「今のところまだ始めていない。だが議論はしている」と語ったという。仮に登場するとしてもまだ数年先の話だろう。一方で、電動ターボ付きディーゼル・エンジンを積んだアウディ「Q7」のパイフォーマンスモデル「SQ7」が市販化される予定との噂もある。同社からの正式発表を楽しみに待つことにしよう。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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