自動運転車の台頭により今後25年で自動車販売数は激減する!?
カーシェアリング・サービスと自動運転車の台頭が、今後25年間に米自動車産業を衰退させていくかも知れない、そんな驚愕の調査結果が発表された。

英国大手投資銀行のバークレイズ・キャピタルが行った調査によると、今後25年で米国における新車販売台数は40%減少する見込みであり、ゼネラルモーターズ、フォード、クライスラーの通称"ビッグ3"とそのサプライチェーン全体が深刻な影響を被ることになるというのだ。

『Disruptive Mobility(崩壊をもたらす移動手段)』と名付けられたこの調査結果によると、例えばGoogle完全自動運転車のようなクルマがあれば複数の地点への送迎が可能となるため、1家族あたりの自動車所有台数が1台で済むという。また、手頃なカーシェアリング・サービスがさらに普及すれば、1台のカーシェアリングにつき、これまで個人で所有していた9台の自家用車が必要なくなるというのだ。

また、バークレイズ・キャピタルの自動車アナリスト、ブライアン・ジョンソン氏によると「大量販売を主流としてきた自動車メーカーにとっては特に困難な状況になると予想され、存続のためには大幅な規模の縮小が必要となるだろう」とのこと。同氏は、ピックアップトラックや大型バンのような部門にはその影響は少ないかもしれないが、フォードGMのようなメーカーにとって自動運転車カーシェアリングは全体的に見ると売り上げを押し下げる原因になると予測している。

自動運転車の影響はそれだけではない。スマートフォンによる利用が可能な「ロボットタクシー」が、何万人ものタクシードライバーの生活を脅かすようになることも考えられる。さらに、自動運転トラックによって約350万人のトラックドライバーが職を失う可能性も予測されている。

ドライバーの人件費が不要になることで、消費者はカーシェアリング・サービスと生活用品の輸送の両方で交通コストを抑えることができる。オンデマンド配車サービス「Uber(ウーバー)」の一番安いUber Xでは現在1マイル(約1.6km)あたり3.00 〜3.50ドル(約370〜430円)のところ、自動運転タクシーなら0.44ドル(約54円)で利用できるようになるとジョンソン氏は述べている。


By Pete Bigelow
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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