クラシックカーの祭典「ヴィラデステ」でのオークション、今年のハイライトはフェラーリ
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イタリア・コモ湖畔のグランドホテル、ヴィラ・デステで行われるクラシックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デス」。参加者たちが、最高に美しいクラシックカーや素晴らしいコンセプトカーの数々に満悦感を覚えながらシャンパンやバスク地方の酒をすする一方で、コレクターたちは、もっとも魅力的なクルマを手に入れようと隣接するヴィラ・エルバでのオークションに臨む。この毎年恒例のイベントが、今年も5月24日に開催された。

RMサザビーズ社のオークションで今年のハイライトとなったのは、希少な1952年製のフェラーリ「212 エクスポート バルケッタ」だ。フェラーリ初期のレーシングカーでトゥーリング製のボディを持つこのロードスターの落札額は、何と672万ユーロ、日本円にして実に9億円を超え、同シリーズでの最高額を記録した。

米の自動車オークション雑誌『Sports Car Market』によれば、これまでの最高記録は昨年「212エクスポート クーペ」につけられた320万ドル(約3.9億円)で、2008年には197万ドルの高値からスタートしたバルケッタが売れずに終わってしまったこともある。今回のオークションで212シリーズのハードルがぐっと上がったことが分かるだろう。

この日一番の落札額を記録したのは212 エクスポート バルケッタだったが、1億円以上の値が付けられたのはこれだけではない。フェラーリだけでも100万ユーロ台で落札されたモデルは他にいくつもあるのだ。4台の限定スーパーカー「288 GTO」(190万4,000ユーロ:約2億5,700万円)、「F40」(100万8,000ユーロ:約1億3,600万円)、「F50」(123万2,000ユーロ:約1億6,600万円)「エンツォ」(126万ユーロ:約1億7,000万円)をはじめ、「250GT カブリオレ・シリーズ2」が156万8,000ユーロ(約2億1,100万円)、「250GT ベルリネッタ ルッソ」は201万6,000ユーロ:約2億7,200万円)で落札。1971年製ランボルギーニ「ミウラ P400 S」(101万9,200ユーロ:約1億3,700万円)や、1973年製ポルシェ「911カレラ 2.7 RS スポーツ・ライトウェイト」(100万8,000ユーロ:約1億3,600万円)、1953年製フィアット「8V カブリオレ」(112万ユーロ:約1億5,100万円)も大台を突破した。

その他の落札された名車は、1949年製アルファロメオ「6C 2500SS ヴィラ・デステ クーペ」(78万4,000ユーロ:約1億600万円)、1974年製ランチア「ストラトス HF ストラダーレ」(43万1,200ユーロ:約5,800万円)、珍しいマニュアル・トランスミッションの2007年製フェラーリ「599 GTB HGTE」(35万8,400ユーロ:約4,800万円)など。手は届かなくとも、せめてその姿をギャラリーの写真で是非ご覧いただきたい。

今回のオークションは、今年2月にRMオークションズとサザビーズが戦略的パートナーシップ契約を締結してから初めてヨーロッパで行われたもので、RMサザビーズ社によると落札額の合計は2,670万ユーロ(約36億円)に及んだという。目玉になると思われていた1961年製フェラーリ「250 GT SWB カリフォルニア スパイダー」は出品されなかったが、全39点のうち34点が落札された。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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