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ドライバーを難しい操作から解放する自動運転車は、スーパーカーとは対極をなすクルマのように思える。だがアウディの考えは違う。アウディはこれまでにも、「パイロテッド・ドライビング」と名付けた自動操縦コンセプトのシリーズを発表し、パフォーマンスの向上にもますます一層の力を入れてきたが、今回のモデルはその中でも最高傑作かも知れない。

このアウディ最新の自動運転コンセプトカー「R8 e-tron パイロテッド・ドライビング」は、その名の通り「R8 e-tron」をベースに開発されている。3月にジュネーブ・モーターショーで発表されたR8 e-tronとデザインや性能など全体的にほぼ同じで、最高出力456hp、最大トルク93.9kgmを発生するエレクトリック・パワートレインを搭載し、0-100km/hを3.9秒で加速するというパフォーマンスも共通だが、何とこの性能をドライバーの介入なしに自動操縦で発揮できるというのだ。

この自動運転のコンセプトカーには、新型レーザー・スキャナーや複数のビデオカメラ、超音波センサー、そしてフロントとリアのレーダー送信機といった様々なセンサー類が取り付けられている。そこから得られた各種データは、運転支援用中央制御ユニット(zFAS)によって処理されるそうだ。

ちなみに同社はこれまで、サーキットでのタイムアタックのために開発された「RS7スポーツバック」や、CESに出展されたコンセプトカー「プロローグ」をベースとした「パイロテッド・ドライビング」コンセプトを発表してきたが、今回の最新モデルは、中国・上海で開催された「CESアジア」にて公開された。

それにしても、市場で最も運転が楽しい部類のクルマを開発(あるいは購入)しながら、その操作をコンピューターに託してしまうことの意義は、どうもよく分からない。だが、自動運転の技術によってドライバーが単なる乗客に過ぎない状況となっても、アウディはパフォーマンスの追求を諦めないことだけは確かだ。その点については安心してもよいだろう。

このコンセプトカーについてさらに詳しく知りたい方は、プレスリリース(英語)をどうぞ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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