70年代に活躍したBMWのレーシング・ツーリングカーを現代に甦らせた「3.0CSL オマージュ」
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BMWはこれまで、イタリアのコモ湖畔で開催されるクラシックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」にて、過去の名車を現代的に蘇らせたコンセプトカー「M1オマージュ」や「328オマージュ・コンセプト」、オートバイの「コンセプト90」などを発表してきた。そして今年も同様に、1970年代にツーリング・レースで活躍した「3.0CSL」を讃えるコンセプトカー「3.0CSL オマージュ」を披露したのでご紹介しよう。

オリジナルの3.0CSLにも使われていた「ゴルフ・イエロー」と呼ばれるカラーを纏った3.0CSL オマージュは、現行型BMW「6シリーズ」をクラシックな3.0CSLと混ぜ合わせたようなデザインに見える。大きなグリルやボンネットの上まで覆うフェンダーによって、我々の目にはフロントエンドがやや不格好に見えるものの、中央がX字型に光るレーザー・ヘッドライトは、昔のレーシングカーに見られるヘッドライトのテーピングを思わせて見事な仕上がりだ。

サイドから見たスタイルは特に素晴らしく、3.0CSLから受けたインスピレーションを上手く表現している。美しく仕上げられた後部のデザインは、大きく張り出したシャープなフェンダーから、大型のリアウィングに視線が引き寄せられる。リアエンドは、ルーフスポイラーなど昔のデザインを受け継ぎつつ、現代的なシェイプに造形されている。3.0CSLではやや角ばったデザインだったが、3.0CSL オマージュは穏やかなカーブを描いたラインになっている。



「CSL」とは、Coupe(クーペ)、Sport(スポーツ)、Lightweight(軽量)を意味するが、3.0CSL オマージュも最後の文字を重視している。往年の3.0CSLはアルミニウムとプレクシグラス(アクリル樹脂)を使用して重量を削減していたが、3.0CSL オマージュはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)のパーツを全体に採用することで軽量に仕上げられた。

インテリアにもCFRPが使われているが、ダッシュボードはオリジナルの3.0CSLのようなウッド調パネルが貼られ、表皮がキルト仕上げのレーシング・バケットシートが備わる。特に素晴らしいのが、シート後方に設置されたV字型のクロスメンバーだ。ロールケージのようにも見えるし、芸術的でもある。

パワートレインは、直列6気筒エンジンとハイブリッドシステム「eBoost」が搭載されていることしか明らかにされていないが、コンセプトカーのエンジンについてはあまり重要ではない。それより各方向から見た素晴らしいデザインを、ギャラリーの写真でチェックしてみよう。詳細についてはプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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